衣川古戦場の桜

何度も通っていますけど、通るたびに怖い思いをする場所です。

東北自動車道、一関インターと平泉前沢インターの間です。
ちなみに前沢のサービスエリアでは前沢牛が食べれます。

一関インターから北上する方向で行きますと、
長いトンネルがふたつ、あるんですけどね。
その、ふたつめのトンネルを抜けて、長い下り坂を下りきったところに
大きな右カーブがあるんです。
このカーブの内側に大きな大きな桜の古木がありましてね。
どうも衣川古戦場のあとにずっと昔からある桜らしいのですが、
「桜の下には死体が埋まっている」と書いた詩人もいたとおり、
桜はひとの怨みを吸う樹木のようで、怨霊がたくさん住まっていましてね。
ちょっと日のかげる昼間に見ると枝の間に顔がたくさん見えますよ。
もちろん見ないようにして通りますけどね。

いやそうじゃなくてね、顔が見える見えないじゃなくてね。
下りきったところに９０度に近いでかい長いカーブってのがそもそも
すごく危ないんですよ。
事故いっぱい起きてます。
ここを通るときは、トンネル通って下り坂でつい開放感でスピード出るのを
いっしょうけんめい抑制して低い速度でゆっくりカーブに入って、
どんなのろい車が前にいても追い越さず、がまんがまんの一言です。

反対側、平泉前沢インター側からくると、登り道カーブなんですが、
普通、のぼりってくだりより楽なはずなんだよね、自動車ではさ。
でもこののぼりカーブはきつい、なんか変な曲がり具合で
あやうくハンドルとられそうになるんです。
だからここも、一気に上ってトンネルに逃げ込みたいのをがまんして、
ほどほどの速度に保ち、確実にトンネルまでたどりつければオッケーってことで。

おそらくこれも呪いの一部なんでしょうけど、
このあたりでむちゃなスピード出して他車をあおる車が
けっこう多いんですよ。気にしないで道を譲るほうがいいです。
なにくそ、とつられて追い越し車線に入ったら負けです。
古戦場の怨霊にもっていかれますよ。

衣川古戦場、歴史的には意味のある有名な場所なんでしょうけど、
高速道路で通ると怖いので、どうぞ気をつけて。


■全国高速道路の「危険区域トップ10」
(日刊SPA！ - 08月11日 09:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=3560638