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2015年07月26日23:59

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ヘンデルのメサイヤを初めて聴いてみた

もう15年位前になるだろうか。
地元のコーラスグループで歌ってたときに、教会音楽祭に出る機会があり、そこでヘンデルのハレルヤコーラスに初めて出会った。
そのときはどんな曲だか全然知らなかったけど、曲が始まるとそのスケールに圧倒された。
重厚なメロディーと、歓喜に満ちた曲の雰囲気。
加えて全員参加の合唱だったので、臨場感と迫力が桁違いだった。
当然、自分はロクに歌えなかったけど、その壮大なハーモニーは終わった後も消えない余韻として自分の中に残り続けた。

それからずーっと長い間、この曲のことは記憶の底に埋もれたまま、かけらも思い出すこともなかったのだけど、何年か前に実家で楽譜を整理していたときに、あのハレルヤコーラスの楽譜を見つけてしまったのだ。
それからかの曲はメサイヤの一幕であることを知り、本日、生で聞く機会をついに迎えた。
ああ、あのときの感動がよみがえる・・・


・・・・・


とまあ、若干大げさに書きましたが、ハレルヤコーラスが深く印象に残ったのは事実です。
メサイヤの中の一曲だということも、つい最近知ったばかりで曲周りの知識もほとんどありませんでした。
で、たまたま近くでメサイヤの公演があるのを知ったので、折角だからこの際丸ごと聴いてしまおう、ってノリで本日聴きに行ってきました。

で、肝心のハレルヤコーラス。
あれ????
こんなんだっけ????
昔聴いたのと違うぞ!?

教会音楽祭で耳にしたのはピアノ伴奏によるゆったりしたテンポのコーラス。
に対して、本日のはオーケストラ伴奏のリズミカルなコーラス。

思っていたのと大分印象が違って、正直自分の中では微妙でした。
ピアノのどっしりした重低音と、安定した厚いハーモニーでの落ち着いた進行がイメージだったので、どうも肩透かしを食わされた感じです。
教会音楽祭のは賛美にふさわしいように、荘重なアレンジを施したものだったのかもしれません。

ま、昔の思い出だけに相当美化されているってだけなのかもしれませんがw


それはともかくとして、メサイヤ全体を聴いたのは初めてだったので、、、、、、、
やっぱ、長いな、と思いましたw
こんな長い曲を24日間で完成させたヘンデルってやっぱりすごい。
メサイヤは48節くらいに分かれていて、1節あたり3, 4分くらいの演奏時間だから、長さだけならほぼ現代のポップス1曲が1節に相当する。
ということは、1日あたり2曲作曲していたことになる。。。。。
マジですか!?

後、いろんなこまごまとしたこと。

宗教曲って、ラテン語とかドイツ語のイメージだけど、この曲は英語。
ヘンデルの名前もゲオルク、ってドイツ語風の読みなんだけど、、、、、
パンフ見たら、ヘンデルはイギリスに移住したと書いてありました。
なるほど、移住後にイギリスで公演、だから英語なんだ。

18節あたりに出てくるソプラノ、アルトソリストのデュエット。
なんか讃美歌で聴いたメロディーだな〜、と思って後で調べてみると、讃美歌第二編56番の曲出典がヘンデルのメサイヤと書いてありました。
なるなる、勉強になります。

聴いた感じだと、ソプラノソリストがE6あたりの高音を出していたような気がします。
生でそんな高音を聴いたことがなかったんで、あ、やっぱそれくらい高いところを綺麗に出せる人って存在するんだ、と。
後、メサイヤの合唱曲は少し高音側に偏っている印象を受けました。

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