ふたごの二人目は逆子で出す

今もうあんまりやってないと思うけど、逆子の下から分娩やってたよ。
時代が少し前、うーん、２０年とか１８年とか前かな。
経産婦で赤ちゃんが大きすぎでないとき。
分娩って赤ちゃんひとりにつき産婦人科医ひとり小児科医ひとり、の計算で、
ふたごなら産婦人科医も小児科医もふたり。
夜中の分娩で小児科医はすんげー機嫌悪かった、ごめん。
ウチは部長とワシと研修医ふたりの４人。
ひとりめ出したあと陣痛誘発剤をすごい勢いで入れて
破水させて手をつっこんで赤ん坊の腰をつかんで逆子にしてひっぱって出した。
頭だとつかみようがないんで、腰から引っ張って出すのが一番早くて安全。
怖いのはひとりめ生まれたあと子宮が疲れて収縮しなくなって（陣痛止まるってこと）
広がった子宮からだーだーと出血しだすこと。
これだと中に残っている赤ん坊も危ないので、子宮を収縮させるために
陣痛誘発剤を大量につっこむわけです。
何が言いたいかってゆーと双子分娩でにばんめ逆子は当たり前、
逆子でないときは医者がわざわざ逆子にしているってこと。
逆子かそうじゃないかで別に書く書類も変わらないしな。
（出生証明書には逆子かどうか書く場はない）
ともかく無事な分娩おめでとう。ご苦労さまでした。
もちろん立ち会ったお医者への言葉です。

双子出産の東原亜希、逆子出産で難産だった……「もう二度と出来ない、、、」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=17&from=diary&id=3497788