mixiユーザー(id:8729247)

2015年06月26日15:33

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まだ決定ではない

こういう法律にしますよ、という案のレベル。
まだ決定でなく、反対されたら何も決まらないかもしれない。

まず、卵子提供による妊娠では、
卵子を提供した女性じゃなく、
提供された卵子で妊娠して分娩した女性を実母とする、ということ。
まあこれはわかりやすいですね。

ただし、何かの理由で子宮を失って卵巣のみある女性が、
自分の卵子を提供、誰かに妊娠、分娩してもらった場合、
法律上の実母は、分娩した女性。
この場合、あくまでも「分娩した女性」は
卵子提供した女性に頼まれてその人の子を「産んであげた」のだから、
生んだあとで卵子提供女性の特別養子にする、などの法律がセットでないと
何のために代理母まで頼んだのかわからなくなる。
妊娠分娩を依頼された女性が「この子を渡したくない」と言い出したら
法律上は実母なんだからこどもを引き渡す義務はない。
ただ反対の場合もあって、卵子提供女性が「子供はいらない」と言った場合、
生んだ女性が実母なんだから生んだ女性が育てることになる。
こどもに障害があるとはっきりわかった場合なんかにこうなりそう。
やっぱり「卵子提供女性に引き渡す」ことが条件である、と
何かの法律で決めとかないと危ない感じ。

精子のない夫婦が第三者の精子提供でこどもを持った場合には
これまでと同じ、つまり「精子のない夫」が実父。
「精子提供で自分の妻が妊娠する」ことを認めた人間が父親ってこと。
「精子提供者が実父」にしてしまうと、提供者はたぶんいなくなる。
精子提供で妊娠している人はけっこう多いし歴史も長いので、
これまでやってきたことが混乱しないように、こうしたんだろう。

でもあくまでも最終決定ではないので、どうなるか見守りたいところです。

■卵子提供・代理出産「産んだ女性が母」 自民部会が了承
(朝日新聞デジタル - 06月26日 11:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3486279
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