mixiユーザー(id:8729247)

2015年06月23日21:50

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もちろんいいことではないと思うが

まず、最初に言っておくと「卵管を縛る」手術による不妊は、
卵管をつなぐ手術で回復することが可能です。
(100%じゃないけど)

それから「知的障害がないのに」不妊手術を受けさせられた、という主張については
この女性に知的障害があるかないかを確認する手段がないので真偽不明です。

「知的障害者に対して不妊手術をする」ことは
「優生保護法」で「行ってもよい」とされていました。
現在この法律は存在しません。
「優生保護法」を進化させた「母体保護法」にはこの条項はありません。
話を戻しますが、確かに優生保護法によれば優良でない子孫を残すことを阻止するために
知的障害者に対して不妊手術をすることを違法でないとしています。
この考え方がそもそも医学的に間違いで、知的障害は遺伝ではありません。
知的障害のある人間を全員不妊にしたところで、知的障害者のいない社会は作れません。

ただ、この法律を根拠に、自分の子に不妊手術を受けさせた親御さんは、
何も「不良な子孫をのこすことを阻止」するつもりだったのではありません。
知的障害のある娘が、悪い男にだまされてはらまされたら
自分たちではとても面倒をみることができない、だから不妊手術を、という
必死の思いがあったのです。
今も知的障害者施設で性的虐待がある、という報道がありますよね。
施設に勤務して障害者を保護する義務のある人間ですらそういう話が起きてしまう、
ましてや誰がいるかわからない広い世間にいったいどんな悪いやつらがいるやら。
そういう人間からかわいい娘を守るためには、
不妊手術が唯一の積極的な手段だった、そういう考え方だったのです。

知的障害があるからこどもをもってはいけない、という考え方は
人権侵害にあたります。
今の法律では許されないことです。


■「知的障害で強制不妊手術、人権侵害だ」 宮城の女性
(朝日新聞デジタル - 06月23日 18:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3481383
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