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2015年05月24日22:29

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体外受精をなぜ行うか

卵巣から卵子を取り出し、人体の外で精子と受精させ、
できた受精卵を子宮に戻すのが体外受精です。
本来は、卵管がなんらかの事情で使えない(卵子が通れない)場合に
卵管をバイパスするための治療方法でした。
だから若い人に対しても、手術で卵管を切除したとか
卵管が癒着で通過していない場合には行われます。
40代でなかなか妊娠しない人に行う体外受精は、
「なぜ妊娠しないのか」を調べる検査にもなっています。
つまり、卵巣から卵子を取り出したときにまず「卵子のクオリティ」がわかる。
受精させようとした場合、受精障害がないか、
(受精できない卵子、受精させられない精子ではないか)がわかる。
受精後の観察で、細胞分裂が順調かどうかがわかる。
そして子宮に戻した場合、「着床率が低い」かどうかがわかります。
体外受精だと排卵、受精、分裂、着床がすべて見える場所で進行するので、
どこで「それ以上進まない」かがわかるため、対策しやすいのです。
とはいえ、わかったからといっても必ず対策できるわけではありません。
たとえば「着床障害」は、まだ決定的な治療方法がありません。
まっとうな受精卵ができていても、子宮に送り込めばあとはブラックボックス。
「どうぞ着床してくれますように」とお祈りするのがせいぜいです。



40代の「不妊治療」、効果が低いってホント……?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=3432215
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