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2015年05月02日21:43

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梅毒は誰でもかかりうる性病

「性感染症」という呼び方が正式だけど、「性病」のほうがわかりやすい。
セックスで感染する病気、相手が病気ならうつる。
感染率は100%でない、のは他の性病と同じなんだが
症状が違う。痛みがない。

今一番多い性病は圧倒的に淋病やクラミジア感染だが、
どちらも、もし症状が出るとしたら
男性なら排尿痛、排尿時違和感、睾丸が腫れるなど、
女性なら腹痛、不正出血、膀胱炎様の排尿痛や頻尿など。
ただしクラミジアや淋病のこわいとこは、症状の出ない場合が50%以上ってこと。
自分が性病と知らずに病気をひろめている人間がたくさんいるってこと。
女性の場合、感染して症状のない状態でいると、
そのうち卵管が癒着して不妊症、もしくは子宮外妊娠を繰り返すカラダになる。
ああ、怖い怖い。

尖圭コンジローマも多い性病ですが、特徴的ないぼが生殖器にできる。
つんととがっててさわるとちくちくするような、変ないぼ。
周囲の皮膚と明らかに違うので、違和感で気づくことが多い。

梅毒の症状で最初に出るのは「リンパ節の腫れ」なんだが、
痛みがないので気づかないことも多い、しかも2,3週間で自然に消える。
その次はバラ疹。赤い細かい失神が胴体や手足のひらにできる。
皮膚科の先生が講師をした講演会で、はじめて手足のひらのしっしんの写真を見た。
「こんなふうに手が真っ赤になってるおっさん、見たことあるかも」という感じだった。
これをみてすぐに「梅毒?」と思いついて採血するっていうから
やはりもちは餅屋、皮膚は皮膚科だ、と思った。

そうです、梅毒初期に出るのは皮膚症状なので、
産婦人科とか泌尿器科には患者があまり来ないんです。
だからあんまりみたことないんですよ。
みたことあるのは、妊娠初期に必ずやる梅毒の採血で高い数字でひっかかり、
調べてみたら初期梅毒であわてて抗生物質数週間投与、とかそういうやつ。
妊娠しなければこの人きっと、自分が梅毒に感染したと知らないで過ごしただろうな、と思ったです。

HIV感染も、世にしられはじめたころには「ホモの病気」呼ばわりされてましたが、
現在は男女間のセックスで感染する場合のほうがずっと多い。
梅毒も、この記事にあるような「男性どうしの」関係だけで感染するわけではありませんので、ご注意を。

ちなみになんで妊娠初期に必ず梅毒検査するかといえば、
母親が梅毒だと子宮内のこどもに感染して、流産や早産、先天梅毒などに
なることがあるからなのさ。


若年層で梅毒患者が増加―「男性同士の性的なコミュニティ」での感染を疑う
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=121&from=diary&id=3400133
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