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2015年04月22日22:40

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プロパラを振り返る(127)

(3)花沢正純(カピタン35号 01/1987)

76歩、77角、88飛、86歩・歩、44角、53角成・歩、35馬、53馬、
26歩、25歩、24歩、23歩成・歩、22と(+)、48玉(+)、
58玉(+)、48玉(86)、68金、28歩/59金(59)、31馬・銀(31)、
77銀(77)、82飛成・飛(68)まで42手。

(42手目の局面)
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先手の次の一手は?

 本作も序の数手は簡単だ。取り敢えず7手目までは紛れは全くない。

(7手目の局面)
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 その後も、26手目からの後手の連続王手が角によるものだと想定するのは容易だろう。問題は「どうして35手目の28歩がチョンボになったのか?」だ。
 すぐに思いつくのは「28に後手の駒があった」だが、後手の駒取りは32手目迄待たねばならず、これが馬によるものだから、33手目68金とされると36手目の馬による駒取りは不可能。よって34手目に取った歩をすぐ58に打つ必要があり、28に持駒を打つ余裕はない。しかし、これ以外に28歩が反則になる状況があるのだろうか…?

(34手目の局面)
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 その答えは「打歩詰」だ!これに気付くと同時に、今迄ぼんやりしていた35手目までのルートが鮮明に見えてくる。このあたりの雰囲気は、まさにプルーフゲームそっくりだ。勿論最後は、43手目28飛で先手の勝ちとなる。

76歩、84歩、77角、85歩、88飛、86歩、同歩、42玉、44角、32玉、
53角成、34歩、35馬、33玉、53馬、24玉、26歩、15玉、25歩、44角、
24歩、26玉、23歩成、27玉、22と、77角生、48玉、59角生、58玉、68角成、
48玉、86馬、68金、58歩、59金、同歩成、31馬、同金、77銀、同馬、
82飛成、68馬まで

よって、先手の次の一手は28飛。

(43手目の局面)
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