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2015年04月20日22:56

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今月の車田水滸伝ネタバレ

神の定めに従いキミをあるべきところへ。それが「神の書物」イーリアスの使命!
☆あるべき歴史へ全てを正すのがイーリアスの使命!

Episode12★改訂

一輝に向かい合ったイーリアスはクロニクルのページを開いた。
「海皇ポセイドン、冥王ハーデスに仇なす、神の逆賊として、その項目を改訂する!」
「か、改訂だと!?」
「そう。書き直すのだ。今この場できみを消滅させることはたやすいが、それでは私に記されている項目が一つ減ってしまう。よってキミを本来のフェニックス一輝に戻すことにしよう」
クロニクルのページから煙があがる。
「ゴッドリダクション!」
一輝の後ろにエスメラルダが現れた。
「!」
「さあ、戻るがいい、フェニックス…」
さらに師匠のギルティも現れる。
「デスクイーン島の地獄を味わいながら…、実父を、師を恨み、最愛の者と生き別れ…、憎しみの小宇宙を滾らせていた頃へ」
噴煙の上がるデスクイーン島が現れる。
瞬と引き離される幼い一輝。
「兄さん、兄さん、助けて」
「瞬!」
城戸光政が言う。
「おまえたちは、アテナを守る為に生まれてきたのだ」
ギルティが言う。
「聖闘士になれなければ、生きる意味などない!」
倒れた一気にエスメラルダが付き添う。
「一輝。わたしがそばにいます」
「エスメラルダ…」
『さあ、戻るがいい。本来の自分へ!』
エスメラルダの胸が打ち抜かれる。彼女は倒れ、花が散った。
「気分はどうかな?フェニックス」
菊が一輝に問う。
「ちょっと…!あんた大丈夫?」
「…ア…アテナ…。いや…城戸沙織…」
「どうしたっちゃ。あんた、なにをいきなり」
「黙れ」
「きゃあっ」
一輝は菊の手から沙織の封じられた本を奪い取った。
「お前さえいなければ、俺や瞬…他にも全ての兄弟たちが、幸せにくらすことができた!」
「……。返して!返せよォ!」
「瞬は、優しいまま…あのまま生きることができた。血を分けた兄弟同士で戦うこともなかった。俺たちの人生を狂わせたのはお前だ!」
憎悪に浮かされた目で一輝は奪った書物を攻撃した。
「死ね!城戸沙織!」
☆恐るべし、神の改訂!


作者コメント:シウマイの崎陽軒が60周年。記念の金の醤油差しを求めて、シウマイ食べ続けてます。


今月もページ少な目。そして来月は休載ですw

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