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2015年04月15日22:40

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プロパラを振り返る(126)

 今回も、花沢氏の衝立推理を紹介します。

(2)花沢正純(カピタン34号 09/1986)

26歩、25歩、24歩、76歩(87)、66角、23歩成・歩、22と、23飛成/25飛、
35飛(69+)、69玉・歩、33角成・歩(+)、68玉、21と・桂(+)、
78銀、11馬・香、45桂、22と、32と、42と、82歩(82)、83歩(83)、
86歩、87銀(86)、53桂生・歩++迄47手で先手の勝ち。

(47手目で後手玉が詰んだ局面)
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 本作も序はほぼ紛れがない。13手目に22とと指したときに22角を取られない為には、12香-11角又は32銀-31角なども考えられるが、その後の手順を見ると14歩-13角と指したことが分かる。

26歩、84歩、25歩、85歩、24歩、86歩、76歩、87歩成、66角、14歩、
23歩成、13角、22と、24歩、25飛、78と、35飛、69と、同玉

(19手目の局面)
フォト

 さて、ここで後手玉の詰上がり場所を想定してみよう。普通なら61玉だが、これだとその後の82歩-83歩で7筋の壁を崩されてしまう。(それに、そもそもこれだと意外性が全くない)これ以外だとどこが考えられるだろうか? よく考えてみると、それは55の都であることが分かる。ここで詰上がるためには44-64を玉方の駒で押さえなければならないことは明らかであり、53歩は最終手で取られているので、その代わりの駒は飛以外ない。
 ここまで分析できれば、後は条件をみたす手順を見つけるのは容易であろう。

52玉、33角成、59金、68玉、21と、88飛生、78銀、84飛生、11馬、43玉、
45桂、54玉、22と、55玉、32と、54飛、42と、64歩、82歩、同銀、83歩、
同銀、86歩、85歩、87銀、86歩、53桂生迄47手。

(詰上がり図)
フォト

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