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2015年02月20日12:31

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子宮頸がん検診を受けてください

子宮頸がんワクチン普及へ支援
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3282735

子宮頸がんワクチンは、先進国のほぼすべてで若年女性に接種されており、
他のワクチンとくらべて副作用が出る可能性がとても低い、優秀なワクチンとされています。
ただ、日本人にだけ強い副作用が出るのかどうか、人種差の検討はなされてもいいでしょう。
現在検討中です。

子宮頸がんの特徴は以下の三つです。
1)初期に症状がほとんどなく、不正出血あってからでは進行がんのことがある。
2)中高年の病気ではなく、子宮頸がんの発症ピークは20から30代。
3)セックスによって感染するHPVが原因なので一生セックスしない人間はかからない。

1)に関しては、つい先日も「おりものが多い」という訴えで受診し、
診察したところ子宮口ほぼすべてががん細胞で置き換わっているような、
かなり進んだ状態になっていた患者さんがいました。
10年近く子宮がん検診は受けていない方でした。
2)に関しては3)と関連があり、若い時期にセックス経験するほど
子宮頸がんの発症も早くなっています。
ウチのクリニックでは、14歳でセックスをはじめた患者さんで
19歳子宮頸がんの経験があります。
3)に関しては誤解されている方々もいますが、
「相手がたったひとり、たった1回のセックス経験」でも
HPVは感染する可能性があります。
「最近セックスしてないから子宮頸がんの心配はない」と
思いこんでいた患者さんの進行がんを見たことがありました。
多数のセックス相手がいないとかからない、「ヤリマンの病気」と
ネットでよくいわれていますが、間違いです。
普通に結婚している女性はすべて、HPV感染の可能性、子宮頸がん発症の可能性があります。

子宮頸がんワクチンは7割の確率で予防効果がありますが、
7割です。
ワクチンを打っても100%の予防はできません。
一番有効なのは、セックス経験した3か月後から
年1回の子宮頸がん検診をきちんと受けることです。
正常細胞ががん化するのに、一番早くて1年半から2年かかります。
年1回の検診なら、完全にがん化する前の「異形細胞」で発見できます。
異型細胞の段階なら、子宮の出入り口を円錐状に削る手術、
「円錐切除」で治療ができ、子宮を残すことができます。

どうぞ、親御さんたちは娘さんのセックス経験を聞いてください。
経験があるなら、未成年でもがん検診を受けさせてください。
最近、15歳の異型細胞が来てしまいました。
以前から性病を繰り返し、妊娠成立したときのがん検診で見つかりました。
女性の方々、1回でもセックス経験があるなら
子宮頸がん検診を年1回で受けてください。
あなたの命と子宮を守るために必要です。
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