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2015年02月05日23:00

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Advanced Course of Retrograde Analysis(15)

第13問 盤面の向きを直し、色分けをし、更に最終手を決定せよ
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 まずは盤面の向きから考えてみることにしよう。現在のままだとPが10枚駒取りをしなくてはならないが、これは不可能。よって盤面を右または左に90度回転させる必要がある。

 右に90度回転させた場合から考えよう。この場合、Pによる駒取りは9枚となり(これは左90度回転の場合も同じ)、これで駒取りは尽きている。では、c1のRはどちらのKにチェックをかけているのだろうか?

(右90度回転した図)
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 もしRによる駒取りが可能ならば、例えばKb1が白でRc1が黒ということも可能だが、実際には駒取りは全てPによるものなのでこれは実現不可能。またRc1がKf1にチェックをかけるのもやはり無理なので、結局 これはillegal position。

 従って、左回りに90度回転させた図が正しいということになる。「さっきと同じ推論により、やはり不可能局面なのでは?」と思うかもしれないが、この場合には一つだけ抜け道がある。すぐに思い浮かびますか?

(左90度回転した図)
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 こちらの場合は、黒がキャスリングした直後だと考えればlegalになる。ここに気付きさえすれば(1手前の局面も考慮すると)Pb7,Rc7,Kc8,Pe6が白、Pd7,Re7,Pf7,Rf8,Pg7,Kg8が黒というのが直ちに従う。

(途中図)
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 後は駒取りの回数と、b2-d2-f2及びc2-e2のPの色が互い違いになることを念頭に置いて試行錯誤すれば解に辿り着く筈。

(solution)
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第14問 出題図に対しあと17枚追加配置し、legalな局面を作れ
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