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2015年02月03日23:00

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L.Cerianiレトロプロブレム傑作選(1)

 昨年末から少しずつ、Cerianiの作品を解き進めている。Chess Problem Databaseによると、作者名にCerianiと入った作品は実に611作(共作を含む)。これを全て解くとなると、これまでの経験から最低でも3年はかかるとみなくてはならないだろう。しかしそれだけの時間を費やすだけの価値があることは、既に解いた作品の質から確信することができる。
 その多くは今から50年ぐらい前の作品なのだが、それらは決して古びてはいない。それどころか、詰将棋史において「図巧」「無双」が今も仰ぎ見る存在であり続けているのと同様、彼の数々のプロブレムも又レトロの最高峰として今なお燦然と輝いている。レトロにおける最良の「古典」と呼ぶに相応しい作品群であることは論を待たない。
 Karl Fabel, Thomas Rayner Dawson, Nenad Petrovicらと並んで、「レトロ解析の父」と呼ぶに相応しいLuigi Ceriani。その彼の発表作の中から選りすぐりのものを、これから週1のペースで紹介していこうと思う。まずは名刺代わりにこの1作。

(1)Luigi Ceriani(problem 10-12 12/1952, 2nd Prize)
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