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2015年01月15日22:53

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Advanced Course of Retrograde Analysis(12)

 まささんが第10問に対し解答してくれました!有難うございます。

第10問 以下の図がlegalな局面になるように、駒を色分けせよ
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 まずはPの枚数を確認しよう。全部で16枚だ。ということは、白黒いずれのPも取られたり成ったりしていない。また、なくなった駒は全部で14枚。このことから、どちらも7枚ずつ敵の駒を取っていることが分かる。
 一つの筋に3枚以上Pが重なっていれば、(どちらが取ったのかは分からないが)そこで少なくとも1度は駒取りがあったことが分かる。注意深く数えれば、Pによる駒取りが最低14回あったことが分かる。なくなった駒もまさに14枚だから、全ての駒取りはPによるものである。これより、f-h筋のPは駒取りをしていない。従ってPg2は白であり、ここからKf3が白、Ka3が黒、Pb2が黒ということが芋ずる式に分かる。ここまでで配置が確定したところを図に表わしておこう。

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 ここからは試行錯誤。まずはe筋に黒白3枚ずつPをおいて(即ち、e筋の駒取りが6回だとして)やってみると、例えば以下のような図になるが、これだと白の駒取りが8回、黒が6回となり、失敗。

(失敗図1)
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 では、黒4枚白2枚ではどうか?実際にやってみると、今度は白黒双方とも7枚ずつ駒取りをしている図が得られる。ではこれが正解か。いや、これでは全然ダメである。ではどこがおかしいのか?

(失敗図2)
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 まずPe4が黒である筈がない。(白Kにありえないチェックがかかっている)それから白Pe2と黒Pe7が不味い配置だ。というのは、これだと双方のBをPで取ることができないからである。以上の点を修正すれば、やっと正解に辿り着いたことになる。

(solution)
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第11問 以下の図がlegalな局面になるように色分けをし、更に最終手を決定せよ
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