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2014年12月20日17:32

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今月の車田水滸伝ネタバレ

★ドラゴン紫龍に迫る黒き霧!すべてが消えていく…。
振り向けばそこにはいつもあなたがいた。だから私たちは歩んでこられた。これまでも、そしてこれからも…。

Episode08★不死鳥と呼ばれた男

紫龍は塔の一室にたどり着いた。そこには黒い霧が渦巻き、仲間たちが倒れている。
「俺をこの世界に呼び寄せた黒い霧…。…おまえが…、星矢たちを、…兄弟たちを…!貴様は一体、何者だ!?」
「知る必要はない。おまえもまたクロニクルから、消えゆく運命なのだから」
黒い霧が人型をとった。
「!?お…おまえは!?」
ドン
『星矢…!瞬、氷河…!』
紫龍は倒された。
竜魔は蟹座のデスマスクと対峙した。
「…蟹座のデスマスクだと…」
「フン。貴様は名乗らずともよい。神話を歪めた大罪人として今からこの俺に処断される運命なのだから」
「問答無用と…言うわけか!」
竜魔は剣をふるった。
キン
「!?」
デスマスクは鏡に閉じ込められた。
「あ…ああ…!?これは!?」
「風魔、死鏡剣。…貴様がその鏡から抜け出すことは…」
にやっとデスマスクが笑う。彼は鏡を内側から砕いた。
「な、なに!?」
「その程度のサイキックでこのデスマスクを倒そうなど…、片腹痛いわ。…積尸気…、貴様の魂を黄泉へと誘う、死の燐光よ。くらえ、積尸気冥界波!」
「なんだ…」
「その技は痛みも、…衝撃もなにもない…」
「うっ!?」
竜魔の魂が身体から抜ける。
『俺の体?まさか今の俺は精神体…、魂だけの存在だというのか』
「さあ行くがいい、死の世界の入り口…、黄泉比良坂へな!」
竜魔は黄泉比良坂を漂った。
『ここが黄泉比良坂、死の世界の入り口だと…!引かれる、引き込まれていく…!冥界へ!』
死界の穴に落ちそうになる竜魔。
「うお、おッ!」
「おい、しっかりしろ。火口に落ちたらもう元の世界に戻れないぞ」
竜魔の手をつかむものがあった。
「だ…誰だ、あんたは…」
「青銅聖闘士、ペガサス星矢」
「…ペガサス星矢…」
「あんたは?」
「風魔忍軍、独眼竜・竜魔だ」
「竜魔か、よし!ここから脱出しようぜ。俺にはやらなければいけないことがある。大切な人を救い出す使命があるんだ!」
「星矢と言ったか…!助けられた恩は返す。この独眼竜・竜魔のサイキックの全てを使ってでも!」
二人は黄泉比良坂から元の世界に戻ってきた。二人の前にはデスマスクがいる。
「竜魔、おまえサイキックを使うのか」
「来るぞ!」
「戻って来たの!死に損ないとはまさにこのことだな」
「デスマスク!」
「!?ペガサス!?貴様、まだ生きていたのか!」
「死ぬ訳にはいかない。沙織さんを…アテナを救い出すまでは!」
「ふっ、はははは」
「なにがおかしいっ」
「アテナの命などもはや風前の灯火」
「!?」
「アテナはすでにクロニクルに吸収されている。それが完全に果たされた時…神話があるべき姿に戻るのだ!」
菊は沙織が吸収された書を手に取った。ページには鎖に戒められた沙織の姿がある。
「沙織さん…、沙織さん!どうしたら…、ウチには判らんちゃ…」
神話の司書が書を手にする。
「ペガサス星矢と独眼竜・竜魔はデスマスクが倒すとして…、高嶺竜児、風魔小次郎、菊川仁義、雷鳴のザジ、スーパースター剣崎順…、まだ…多すぎる。神話を歪めし者たちがまだこれほど残っているとは」
「そこにもう一人加えてもらおうか。神をも恐れぬ男、…神に牙を剥きし男を」
「お、おまえは!」
「フェニックス一輝」
★俺は地獄を何度もくぐり抜けてきた!最強の男、見参!


作者コメント:2014年は「車田水滸伝」の連載ができてとても良かったです。2015年は画業30周年、がんばります。


車田水滸伝は巻頭カラー、表紙は星矢と沙織さんです。
今月はページ数多いな、と思ったら次号は休載ですw

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