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2014年11月20日18:10

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タイピスト・・・分かるかな?

定休日の木曜日、NPOの仕事で西宮・尼崎の市役所巡り

■尼崎市役所の帰り西立花の古い民家の壁に懐かしい響きの文字タイピスト

ワープロやパソコンの発明がタイプライターを大型ごみに追いやってしまい、タイピストは世の中からいなくなった。もはや死語といってもいい。しかし、今からわずか数十年前には、タイピストは女性があこがれる花形職業であり、早打ちを競って世界大会まであったというのだから時代は変わるものだ。

主人公のローズ(デボラ・フランソワ)は、パリジェンヌに憧れて田舎を飛び出してきた。社長秘書の面接を受け、タイピストの実技試験を受けるが、人差し指しか使えない一本指打法ではとても都会っ子には敵わない。それでも社長のルイ(ロマン・デュリス)から条件付で採用されることになる。それはタイピストの大会で優勝することだった。そこからルイの自宅に泊まりこんでの猛特訓が始まり、ローズは着実に上達していく。ローズはタイピストとしての自信を深めていくと同時に、ロイへの恋心も募らせていった。ところがロイは、かつて恋人だった人妻マリー(ベレニス・べジョ)をいまだに忘れられない優柔不断な男だった。

舞台は1950年代のパリ。華やかでおおらかな時代の雰囲気が街角のデザインやファッションにあふれ、カラフルな画面を見ているだけで幸せな気分になる。ルイをめぐる女性ふたり、素朴な田舎娘ローズと都会育ちの人妻マリーの対比がおもしろい。オーディションで赤面したというほどのデボラ・フランソワの初々しさは、若き日のオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせ、一方、人妻役のベレニス・べジョは「アーティスト」のヒロインから一転、落ち着いた大人の色気を優雅に発散する。女性ファンならふたりのファッションを見比べるだけでも楽しいだろう。
(文/神吉英行 Text: Hideyuki Kanki July 11, 2013)

2013年8月17日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー
[原題]POPULAIRE
[URL]http://typist.gaga.ne.jp/
[監督・脚本]レジス・ロワンサル
[出演]ロマン・デュリス(「スパニッシュ・アパートメント」「PARIS(パリ)」)、デボラ・フランソワ(「ある子供」「メモリーズ・コーナー」)、ベレニス・べジョ(「アーティスト」)
[配給]ギャガ

http://www.rasinnavi.com/news/entertainment/130731.html

http://nishinomiya.areablog.jp/blog/1000061232/p11131622c.html

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