半月ほど前の7月18日、東十条付近へ行く用事があったので、ついでに廃止になったばかりの北王子貨物線を見て来ました。
☆=写真拡大可
北王子貨物線 都心部に残っていた今では珍しくなった貨物専用線で田端信号所〜北王子貨物駅(日本製紙倉庫)までの4kmの線。線路の殆どが京浜東北線と並走しており、支線に見えるのは本線から離れて単線で住宅地内を進む北王子貨物駅手前300m程で、この区間を見て来ました。
廃止路線と言っても営業列車が走っていたのは今年の3月中旬で、正式廃止は7月1日と廃線ホヤホヤです。私メは残念ながら、この線での走行列車は撮影した事が無く、30年位前の休線中に見た事があった程度でした。営業再開してから撮りに行ってみようかなと思うも沿線はフェンスで囲まれてしまってる為にロケーション的にはイマイチで写欲も今ひとつ。そうこうしてるうちに廃止の話を聞き、気付くと廃止間際で、その時は丁度仕事が多忙・・・結局撮り損ねてしまいました
東十条駅を出たところに架かる道路跨線鉄橋。何かいかにも古い鉄道橋の転用に見えますが、調べてないので何とも・・・
歩道階段から高いフェンス越しに電車が撮れるところもありました。
新幹線高架下の公園で見かけた水呑場。
☆ まず貨物線跡に出たのは本線から別れていく場所。ここは終戦まで軍の十条工廠からの軍用専用軌道線と交差してた場所でもあります。
ここから貨物駅までの僅か300m程の区間に踏切が4箇所もありますが、路線廃止という事で踏切の線路側には真新しいパイプ柵が作られてしまってました。
沿線フェンスにはイヌウン看板も。それにしてもでっかいウ●コ
線路の右の木々は、かっての須賀(すか)貨物線分岐跡。こちらの線は国鉄で唯一の蓄電池機関車AB10が使われていた事でも知られていました。
須賀貨物線跡の、この付近は公園になっており。こんな汽車遊具も。地図で見ると貨物線跡の大半は道路に転用されているようです。
貨物線跡の公園の水呑場。意外と新しい物のようです。貨物線廃止は1971年。
廃止は7月と言っても実際の列車が走ったのは3月中頃が最後で、4ヶ月程で既に雑草で線路が見えない位になってしまってます。
北王子貨物駅と日本製紙倉庫。しっかり門は閉じられてしまってます。
☆ 線路横の道を歩いてる時から気付いてましたが、この線は珍しい事に一部ですが鉄枕木が使われてました。軌間も1067mmなのでインドネシア国鉄の支線を思い出します。
鉄枕木って他ではあまり見かけないので古いものかと思ったら1998年製と比較的新しいものでした。何故鉄枕木が使われているかの理由は判りません。
☆ 貨物駅入口の柵の間から中を覗くと、構内ヤードも既に雑草で覆われています。奥の方に入れ替え用の機関車が見えますが、この時点でここに残されてる車両は引き取り手が無いとの事で、近いうちに解体処分だそうです
梅雨明け前でしたが雨には降られず、蒸し暑い曇り日でした。
2014年リスト
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1941249429
ログインしてコメントを確認・投稿する