フィルム写真　南大東島

ちょっと写真の整理をしたら懐かしいプリントが出てきたので嬉しくなってスキャンしてみました。
「南大東島シュガートレイン」本に掲載する為、キャビネ判にプリントしてスキャンをかけた写真の返却分の一部です。
１２年も前の出版なので、日記に写真を出してみようと思います。勿論ネガはありますが、今回はプリントスキャンのものです。
沖縄県南大東島の大東製糖による　さとうきび鉄道で日本で唯一の砂糖きび農業鉄道、そして沖縄唯一の鉄道でした。、まだ専門学校在籍時代で今程情報が無い時代、南大東島のトロッコ軌道の事は鉄道誌に僅かながら掲載された断片的な事しか分からず、島を訪れた数年前に月刊プレイボーイ誌（）にチラリと紹介されたのを見て、まだ現役（当時)である事が判り島訪問を決断しました。当時は大阪からだと全行程で１０万円コースとなり、同金額で台湾も行けるものでしたから気軽に行ける場所ではありませんでした。ところが運悪く家族に大変な事が起きてしまい実際に現地を訪れたのは、それから２〜３年後の１９８０年３月。しかし那覇からの飛行機が雨の為に欠航、予定より都合１日半以上遅れての到着となり、学校の都合で日程に余裕が無かったので痛恨の思いをしたのを覚えてます。

それまで産業鉄道・・・インダストリアルバーンに属するナローゲージ鉄道・・・いわゆるトロッコ軌道は、木曽森林鉄道と屋久島　安房森林鉄道しか実物を見た事がなく、それも休日や伐採期以外の時だったので列車は走り回っておらず、モーターカーが走ってるのを見た程度だったので初めて目にする仕事する列車が走り回ってると言うのは大変な感動モノでした。


３号機の空車列車出発。一周線北回り線で、工場を出発して林を抜けた先だったと思う。ダイヤは地元の人に聞いての何となく時間で撮影に移動してたように思う。1980-3-4


夕方の積載列車の工場到着直前、一周線北回り線。これを撮る為に３時間近くも待ったと記憶してます　機関車は３号機で酒井製。貨車は全部で２６両くらいだっけ・・・８mmムービーも撮影してたので、それで数えました。結構長い列車と思ってましたが、その約２０年後にインドネシアや台湾で40〜50両編成列車を見る事になろうとは、当時は思いもよらず。1980-3-4


８号機のよる積載列車の工場到着。８号機は鉱山用UDLの改造車なので運転室の低い位置にも窓が付いてました。一周線南回り線工場付近の発電所横。1980-3-3

工場ヤードの規模などは、当時は何の疑問？もなく見てましたが、その後インドネシア、台湾、フィリピンでのさとうきび鉄道の規模、ヤードの大きさを見るに至って南大東島の軌道は最も規模の小さな部類に属するものだった事を知ります。

南大東島シュガートレイン本、アマゾンで取り扱ってます。
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%97%E5%A4%A7%E6%9D%B1%E5%B3%B6%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E2%80%95%E5%8D%97%E3%81%AE%E5%B3%B6%E3%81%AE%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E9%89%84%E9%81%93-%E7%AB%B9%E5%86%85-%E6%98%AD/dp/4990116518


アマゾンより。


2014年リスト
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1941249429