mixiユーザー(id:1335677)

2014年02月21日09:48

1116 view

欧州瑞西攻略大作戦14

前日記 大作戦13

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1921907307&owner_id=1335677


2012年7月30日  サンモリッツへ その4  氷河急行2

アンデルマットから東方向へ走ってきた氷河急行はクールで折り返してオーバーラント線とアルブラ線の分岐駅のライヒェナウ・タミンス駅まで約10kmを西方向へ戻っていきます。

フォト

クール駅を発車してすぐのテーテッシュ鉄道、狭軌鉄道線のヤードにはレーティッシュ・プルマン、ミニプルマンが留置されてるのが見えました。貨車の奥にみえる青とクリームのツートンカラー客車がそれ。プルマンとは欧州高級客車の代名詞にもなってます。オリエント急行の狭軌鉄道板といったところでしょうか。更に奥には食堂車も見えてます。さすが、レーティッシュ鉄道本社のあるクールのヤードですうれしい顔

フォト

ライヒェナウ・タミンス駅を通過すると列車は南に向きを変えてサンモリッツの目指します。写真は分岐して離れていくオーバーラント線。この鉄橋の位置で二つの川が合流し、ここから下流がライン川となって北海まで1000km以上を流れていく大河となります。

ローテンブルネンというローカル駅を通過したところで併用軌道線が本線と並行して続いていくので目で追っていくと・・・

フォト

大きな倉庫の前に軍用トラックが止まってるのが見えました。この場所は自動車教習所コースのようなので、それに何か関係あるんでしょうか?

フォト

クールを出発して約40分、レーテッシュ鉄道で一番高いソリス橋を通過しますが車内からは写真は撮れず・・・でも渡った直後にトレーラーを付けたベンツ ウニモグを発見! 写真中央奥の黄色いトラックが、それ。

フォト

車窓からこんな町並みなどを見ながら走って行きます。(写真拡大可)写真はティーフェンカステル駅を出てすぐ。この街はユリア峠に向かう道の分岐点にもなっており、2日後にユリア峠からバスで下って来るとこになります。また、この少し手前からサンモリッツまでの沿線は世界遺産に登録されており、それだけに景色も一際綺麗です。

フォト

スラヴァ駅手前約1kmの車窓。(写真拡大可) 我々ツアーの乗車する1等車より前は普通車なので前を見てると、ちょっと氷河急行の感じがしません。氷河急行の展望客車は窓が開かないのに対して、普通車は窓が開けられるので車窓の写真を撮ろうと思う人が何人も、後ろから展望客車から前の普通客車へ移動していくのを見ました。

フォト

通過中のスラヴァ駅で見かけた入換ディーゼル機関車。これって機関車に見えないよなぁあせあせ

フォト

そして超有名なランドヴァッサー橋を通過。(写真拡大可) 周りではオバサン達が大騒ぎほっとした顔 今回調べてて初めて知った事ですが、この正面の絶壁の上にレーティッシュ鉄道の別の線が通ってるんですねぇ。この崖の上に・・・とても通ってるとは見えないんですが、見えているトンネルを出るとすぐフィリスール駅があり、そこからダボスへ向かう線が絶壁の上を通ってる訳です。ダボス行きの氷河急行902列車は、ここまで我々の乗る904列車の僅か3分後に追っかけて来るダイヤになってます。

フォト

山々もどんどん深くなっていきます。(写真拡大可) 写真は後ろを見たところで902列車は切り離されてるので編成後部は短くなってます。フェリスール〜ベルギューンの丁度中間点位の場所。

フォト

ベルキューン駅を通過する前に線路が1本、併用軌道になって駅前に伸びてるなぁ・・・と思って見てたら何と、レーティッシュ・クロコダイル、通称ミニクロコダイルがexclamation ×2 (写真拡大可) あっという間に通過してしまったので写真を撮るだけで精一杯でしたが、後で見るとパンタクラフを上げているではないですかっ。現役のクロコダイルか??

後に調べるとレーティッシュ・クロコダイル407は残念ながら静態保存機で、上げてるパンタグラフもよく見たら架線がありませんあせあせ 1922年ブラウンボベリー製の急勾配対応電気機関車で、その形状からクロコダイルと呼ばれるようになったようです。 元々、写真の建物の反対側の道路沿いに保存されてましたが近年に駅が改良された時に新たに駅前建物前に併用軌道が敷かれ、写真の場所に移動されたようです。しかし何でまた本線と繋がった線路上に?
もう少し薀蓄。ミニクロコダイルの名前が示す通りクロコダイルタイプとしては軌間1000mm狭軌鉄道線なので小型ですが、軌間1435mmの標準軌クロコダイルも存在し、こちらは相当デカイようです。

フォト

写真はネットより。(写真拡大可) ベルギューンを通過するとアルブラ峠のトンネルを目指しての急勾配が続き、レーティッシュ鉄道線はマッターホルン・ゴッダルト鉄道のようにラック軌道区間は存在しないので図のように多重ループやヘアピンカーブを繰り返して登って行きます。車窓からは何度も「今走ってきた線路」を見る事ができます。

峠トンネルのアルブラトンネルを抜けると一気にサンモリッツに向けて下っていきますが、こちら側にはループ線などの複雑な線形はありません。

フォト


フォト

終点サンモリッツの1駅手前のツェエリーナ駅での、ちょっと古風な?倉庫の扉車輪。扉レールは丸棒タイプ。運転停車したので、こんなのをボンヤリ眺めてました。

氷河急行904列車終点 サンモリッツには定刻より数分の遅れで到着。

フォト

4時間半に渡り乗車してきた1等車車内。

駅前からチャーターバスでホテルに向かいますが、順番に乗車して行く一瞬の隙を突いてすぐ横の・・・

フォト

我904列車先頭部を撮影指でOK(写真拡大可)

フォト

サンモリッツ市内バスも。

サンモリッツはスイスのイタリア語圏、過去2回も冬期オリンピックが開かれたリゾート地です。
この日の宿泊ホテル ケンピンスキー・グランドドゥバンは駅からバスで10分弱の5ツ星ホテル。

フォト

この写真は日没後の撮影(写真拡大可) サンモリッツの老舗ホテルで御城のように立派。

フォト

ホテルのすぐ後ろはピッツ・ローザチ山、3000m級の峰です。

フォト

ホールも豪華。

フォト

ホール壁に架けられていた昔のサンモリッツの写真の中の1枚。(写真拡大可) 昔はトラムが走ってたんですね。旧市街周辺は坂が多いので運行は大変だったと想像。

夕食はホテルから歩いて10分程のレストラン。ホテル周りは公園みたいに(公園・・・ですね、多分)綺麗な所で楽しみながらみんなで向かいます。

フォト

レストランに向かう途中で見かけたサンモリッツ市内バス。

レストランに着いてウエイターの顔を見た時に、おっ! 思いっきりイタリア人顔してますうれしい顔 イタリア語圏内だし峠を越えるとイタリアに抜けるルートが幾つもあり、サンモリッツがイタリアに近いことを感じます。
食事中、外は土砂降りの雨になりましたが終わる頃にはそれも止み、雨上がりの道を歩いてホテルに戻ります。

フォト


フォト

その途中で見かけたホテル? ケンピンスキー・グランドドゥバンホテルに限らず、どれも立派な建物です。

フォト

公園の片隅で見かけるコレ、犬の糞ポスト!わーい(嬉しい顔)  横にはビニール袋もぶら下げられておりブツをこの中に入れておくと当局が処理するんだとか。こういったものも行政が行う為か住民の税金類は結構高いそうです。

ホテルに戻っても、まだ外が明るい状態なので、少し周りを散歩してみました。

フォト

ケンピンスキー・グランドホテルの裏の建物。(写真拡大可) 多分同じホテルの施設の一つかと。

フォト

ホテルのすぐ近くにロープウェイの駅があり、そこの駐車場をウォッチング。これはたぶんホーンバス。えっ、グリンデルワルト・バス??(写真拡大可)

フォト

ダイムラー・ベンツのダンプ。腰高なところを見ると4×4かな? 後ろはロープウェイのサンモリッツ・バート駅。このロープウェイはサンモリッツ市営っぽいです。

フォト

そして駐車場の片隅にピンツカヴァーが止まってました。近くのショップの車でしょうか・・・(写真拡大可) 本場ヨーロッパで見かける事ができて嬉しいですねぇわーい(嬉しい顔)

フォト


フォト

駐車場から川沿いにサンモリッツ湖方向へ少し歩いて行くと、こんな立派な木造家屋がありました。ホテルかどうかは判りません。(上2枚写真拡大可)

この辺りまで来たところで、だいぶ暗くなってきたので来た道とは別ルートでホテルに戻る事にします。途中まだ開いてる店を覗いたり・・・

フォト

途中で見かけた道標ですが目的地まで距離ではなくて時間で書かれてます。

ホテルの部屋は、そう広くないとは言え2部屋あり、エキストラベッドも立派なものでした。
明日はベルニナ方面からチョットだけイタリアに入ります。


  続く


大作戦15
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1922666517

2012年リスト
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1941249428

7 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年02月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728 

最近の日記

もっと見る