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2014年02月19日13:01

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欧州瑞西攻略大作戦13

前日記 大作戦12

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2012年7月30日  サンモリッツへ その3  氷河急行1

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マッターホルン・ゴッタルド鉄道MGB アンデルマット駅に氷河急行904列車が到着。(写真拡大可)
この日の後半は、この氷河急行1等車に乗車、終点サンモリッツまで約4時間半の旅です。ツェルマット〜サンモリッツの乗車時間が約8時間ですから氷河急行全行程の約半分強の乗車と言う事になります。スイス旅行が具体化するまでは私メ自身が、この有名列車に乗るなんて思ってもいませんでした。

我々ツアーが乗車したのは最後尾の1等車、車両内の半分はツェルマットかブリーグから既に乗車してきたJTBツアー客、つまりこの1等車車内は100%日本人観光客って事にあせあせ 車内にはモニターと各座席にヘッドホンがあり、チャンネルを合わせると日本語での沿線観光案内のサービスがあります。かっての氷河急行の食堂車は常に満員だったと言う事から現在の1等車は座席での食事サービスを受ける形式になっており対面座席感には広めの折り畳みテーブルがセットされています。
列車がアンデルマット駅を出発すると、すぐにラック区間に入りオーバーアルプ峠に向けて標高差400m連続ヘアピン急勾配区間のアタックが始まります。

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車窓からは先程出発したばかりのアンデルマット駅が模型レイアウトのように見下ろせます。(写真拡大可) 線路の右に行くのがゲシェネン方面、奥へ行くのはフルカ、ブリーグ、ツェルマット方面、そして手前に来るのが我々の列車が走るサンモリッツ方面。

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この大絶景を眺めながら食事の準備が進みます。と言ってもお皿以外は乗車時に既にセッティングされてましたが。

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お皿も氷河急行の名前入り。

食事中に標高2046mのオーバーアルプ峠を越えました。ここは氷河急行運行区間の最高標高地点でもあります。面白いのは、こんな高い峠のすぐ近くに複数の湖があり氷河期の氷河が山を削りまっくった成せる技、でしょうか。日本では見られない地形です。ディセンティス/ミュンスター駅
アンデルマットから1時間ほどでディセンティス/ミュンスター駅に到着。氷河急行のここまでがマッターホルン・ゴッタルド鉄道MGB区間、ここからがレーテッシュ鉄道RRBオーバーランド線になり、ここを通過する前列車の機関車も付け替えられます。レーテッシュ鉄道はスイス最大の私鉄でもあります。

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ディセンティス/ミュンスター駅は約20分の停車時間があり、まだ食事中でしたがチョット失礼して機関車の付替えを見にホームに出ました。間もなくマッターホルン・ゴッタルド鉄道の機関車が切り離されます。

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そしてレーティッシュ鉄道の機関車が・・・と思ったらアラ? 列車編成が推進で向かって来ます。えっ?氷河急行の編成・・・よく見ると食堂車も連結されてます。これって・・・我々の904列車の前を走ってる902列車じゃないですか。後で時刻表で再確認すると、ディセンティス/ミュンスターから列車の走行向きが変わるクールまで2本の列車が1本にまとめられて走ることが分かりました。という事は先行の902列車は30分も前にディセンティス/ミュンスター駅に到着、ずっと904列車の到着を待ってたんですね〜。我々の904列車はこの駅で20分近く停車しますから先行の902列車は50分近い停車あせあせ  ちなみに902列車はダボス行き。そう、最近会議があって日本の首相も行った、あのダボスです。しかし2014年から氷河急行はダボスには行かなくなったと聞きます。

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観光列車到着ホームらしく、移動パンフレット台もほっとした顔

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反対側のホームにはレーティッシュ鉄道のローカル列車。(写真拡大可)

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右奥の白い大きな建物がディセンティスの修道院。(写真拡大可) この地方の歴史的な建造物だそうです。

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ホームの端まで行くと無蓋コンテナ車や材木を積んだ貨車が止まってました。(写真拡大可)

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そして左が私メの乗車列車、氷河急行902+904列車。(写真拡大可)

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Breil/Brigelsは、この機関車の愛称かな?(写真拡大可) 
今まで走ってきたマッターホルン・ゴッタルド鉄道とは違いレーティッシュ鉄道には急勾配区間でもラック軌道が無いので機関車形式表示の中にラック対応を示す「H」の文字がありません。

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製造はスイスの定番、スイスロコ・マシーンSLMと電装ブラウンボベリーABB。しかしこの車両を模型化したら、この顔塗装?って大変というか不可能と言うかゴマ化すと言うか?ウッシッシ

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(写真拡大可)

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改めて1920年代製造の食堂車をじっくり?観察。

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食事中で少し気が引けましたが、車内を見れることなど殆ど無いので遠慮しながら少し離れてパチリ。

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こちらは空席。その後通り抜け・・・御食事中に失礼あせあせ

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少し後ろ、904列車部に連結されてるサービスカー、立食ビュッフェの車内。まだ営業前です。1等車の食事は、この車両の厨房で調理されてるようです。

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参考までに・・・サービスカーの外見。これは29日ツェルマットでの撮影。

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駅のツェルマット寄りには木造機関庫。

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そして貨車と入換ディーゼル機関車。(写真拡大可) この機関車は何となく緩急車(車掌車)に見てしまうんですが、よく見ると排気管((屋根上)が見えるしラジエーター(向かって左サイド)もある、で、ああ・・・動力車だ、とほっとした顔

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何で20分も停車してるのか? と思ってたら反対方向のツェルマット行き氷河急行909列車が到着。(写真拡大可) 写真右が私メの乗るサンモリッツ行きの氷河急行902+904列車。最後尾の1等車に我々ツアーが乗車しています。そしてツェルマット行き909列車の機関車付け替え作業が始まると・・・

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我々ツアーの乗車する列車はディセンティス/ミュンスター駅を出発。駅ハズレには雪除け蓋されたターンテーブルが。保線機械車両(マルタイ)を撮った時に写ってたもの。中断させてた食事も再開・・・食事中に撮影なんて行儀悪いなぁウッシッシ

このディセンティス/ミュンスター駅での停車は公式の時刻表に載ってないのがあるので、もしかしたら公式上は運転停車扱いなんですかね?

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列車は12両編成になり最後尾から見てるので風景の中を走る自列車も楽しめます(写真拡大可)

食事も終わって食器も片付けられた頃になると氷河急行名物の傾いたグラスなどグッズを売りに来たり車掌が回て来たり。その車掌は何故かビルマ人だったかな・・・の東洋人。そして車内は全員日本人なもんだから欧州の列車に乗ってる感覚が全く無いウッシッシ そんな車掌氏が私メの前のテーブル上に氷河急行クッキーをドッサリ。 多分ガイド氏が私メが鉄チャンて話したんでしょうねわーい(嬉しい顔) もらったクッキーをかじりながら車窓ウォッチングウッシッシ 
列車は間もなくスイスのグランドキャニオンの別名を持つライン渓谷に入っていきます。奇岩が多く見られ、谷も狭く崩れやすい地質だそうです。

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木造貨車を撮ったり・・・

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留置中の事業車を撮ったり・・・

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オーバーラント線とアルブラ線の合流駅のライヒェナウ・タミンス駅で見かけたディーゼル入換機関車、ドイツSCHOMA製。(写真拡大可) このメーカーの機関車はインドネシア ジャワ島のサトウキビ鉄道で何度か見たことのあるものです。製造は隣りドイツとは言え、何だか本場で見た気分ウッシッシ

サンモリッツへはここからアブドラ線に折り返すように入線して南下するのが最短ルートですが氷河急行はライヒェナウ・タミンス駅を通過、そのまま約10km程先のクールまで走り、そこで折り返して戻ってきてアブドラ線サンモリッツ方面へ向かいます。
大きなヤードを通って州都でもあるクール駅に到着。ここでは902、904列車の切り離し、進行方向が逆向きになる事から機関車の付け替えがある為、10分チョイの停車時間があります。勿論ホームに降りて撮り鉄の開始!指でOK

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反対の線に止まってた機関車。(写真拡大可)

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我々ツアーの車両が最後尾だったので、すぐ前に機関車が連結されるんだと思ってたら、またまた列車が推進で近付いて来ました。ローカル客車の編成でクールからサンモリッツまでは結構途中駅に停車するようなので氷河急行列車と言いながらローカル客も扱うようです。

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右が氷河急行904列車で左はスイス連邦鉄道(国鉄)SBB線ホーム。レーティッシュ鉄道のレール幅1000mm軌間とSBBの標準軌間1435mmの車両がホーム両側に並んて停車してる訳です。チューリッヒ方面からクールまでSBB線が来ており、多分ドイツへの国際列車も発着しているはずです。

またクール駅は駅前に出ると駅前の路面上にレーティッシュ鉄道アローザ線クール駅があり、鉄道要害の街でもあるようです。

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サンモリッツまで牽引の機関車も見てみたいので数百メートル先ですが急いで行きました。橋上駅舎の真下に止まってたので、撮り辛いものでしたが・・・あせあせ(飛び散る汗)

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スイス連邦鉄道SBBのインターシティー(特急)も押さえます。(写真拡大可)

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その先にはSBBの留置ヤードが見えてますが、ホーム端まで行って撮ってるだけの時間的余裕が無いので、この場所からの撮影で我慢です。(写真拡大可) 何か近鉄アーバンライナーみたいな列車も見えてるしウッシッシ

氷河急行の客車は自動扉だしスイスは発車ベルが無いので、あまりギリギリまでホームに出てると扉が閉まって置いてきぼり・・・の危険があり、まだ発車まで数分の時間がありましたが急いで戻ります。

そして氷河急行904列車はサンモリッツに向けて定刻の14時58分、クール駅を発車しました。


 続く


大作戦14
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