前日記 大作戦11
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2012年7月30日 サンモリッツへ その2 フルカ峠2
グレッチを出発してバスは峠へのつづら折れの急坂道を上って行き着いたのは、この日最初の観光地、標高2271mのベルヴェデールの展望台からローヌ氷河の見学。
氷河を背にフルカ峠を見たところ。建物はホテルかな? 右下に見えてる道が、たった今走ってきたフルカ通り。更にその先(右下)には、はるか下方のフルカ通りとフルカ山岳鉄道の線路も見えている。
氷河展望台はレストハウスになっていて、レプリカント牛がお出迎え
展望台から見たローヌ氷河。奥の峰はティアーアルプリストック山かな? 氷河に近づく道はありますが、これは有料でレストハウスからでも歩いて10分以上かかるそうです。氷河の後退が進んで毎年遠くなっていってるのだとか。時間の関係で展望台から観るに留めました。
展望台からは、先程通ってきたフルカ山岳鉄道のグリッチ駅もよく見えています。(写真拡大可)
グリッチ駅のアップ。(写真拡大可) 駅ヤード奥が機関庫で手前(写真左下)の大きな建物は廃墟状態?の元ホテル。(←やはり元ホテルで現在は山岳鉄道が社員食堂、宿舎として使われてる事がコメントから判明)
なんとマッターホルンの先っちょだけが峰越に見えてました。(写真拡大可) 写真左1/3位に、ツェルマットから見たのと同じ独特の形をした峰の先だけが見えてます。
ガイド氏がマーモットがいますヨと示唆した方向を見ると、いました。(写真拡大可) なかなか見れないものそうで、デッカイねずみと言うか、イタチと言うか・・・
こちらは別の所にいたマーモット。シッポが貧相なのでメスなのか?
展望台前に駐車中の我々のツアーバス。隣はハトバス(違う
)
展望台は20分ほどの見学で再びバスで出発、数分でフルカ峠を通過。
バス車内からフルカ峠、標高2431m。フランスから地中海に注ぐローヌ川とドイツ、フランスから北海に注ぐライン川との欧州分水嶺の峠です。
峠を越えるとライン川の最上流域やこれから走る道路、旧トンネルを超えた先のフルカ山岳鉄道の線路が見えます。道路が少し廻り込んで峠の真下の駅が見え始めたら・・・
なんと
旧フルカトンネル手前のフルカ駅に蒸気列車が停車してます。(写真拡大可) 生きているラック対応ナローSLです
時間的にバスの通過時間と列車ダイヤが微妙にずれてしまったので半場諦めてましたが、時計を見るとSL列車が少し遅れているようで、それが幸いしたようです。ガイド氏には、もし可能ならバスを停車して撮らせて欲しいと頼んでましたが、道が狭いので不可能かも・・・の言葉通り残念ながら大型バスが停車できるような路肩がありません。走るバス車内からしっかりと目に焼き付けます。
そして間もなくSL列車は発車、そして旧フルカトンネル内に消えてきました。(写真拡大可) 走ってるところまで見れた!と、私メひとり大騒ぎ
もう涙チョチョ切れの感動
車道から駅までの標高差は250m、木が全く生えてないのでカーブを曲がるたびに見れた数分のドラマでした。
その先でも留置車両が見えます。たぶんTiefenbach駅、標高1849m。
そしてレアルプの集落が見えてきました。(写真拡大可) レアルプ駅はフルカ山岳鉄道(旧フルカ峠線)とフルカ新トンネル線の合流駅です。
レアルプ駅に近付いてくるとフルカ新トンネルを通過するレールフェリー列車が見えました。(写真拡大可) 手前はゴルフ場のようです。
バスはレアルプ駅のすぐ近くを通過、標高1546m。ここから氷河急行に乗り換えるアンデルマットまでは、もう一息です。
アンデルマットに近付いたところで、アンデルマットを発車してオーバーアルプ峠への急勾配にアタックしている氷河急行が見えました。(写真拡大可) 食堂車が連結されてるので我々の乗車予定の1本前を走る氷河急行902列車です。この場所はアンデルマットを出てラック軌道とイロハ坂状態のヘアピンカーブを繰り返して一気に標高差400mを登り切る区間です。列車も急勾配牽引制限から食堂車も含めて6両編成と短いものになってます。
アンデルマット駅直前で保線車両。
そしてSCHOEMAのセミセンターキャブのディーゼル入換機関車。(写真拡大可)
上と同じ機関車をアンデルマット駅ホームから撮ったもの。(写真拡大可)
アンデルマット駅に到着、ここでバスの旅は終了。
我々の乗車予定の氷河急行904列車の到着までは10分チョイ程の時間があり(結構ギリギリの到着でした
)、軽い休憩時間となりますが、私メは当然ながら? ガイド氏に両親を頼んでホームにすっ飛んで行きます
ホームに止まってた荷物運搬用の電気自動車。ツェルマットと同じ車のようです。
アンデルマット駅の裏には車庫があり、その前に止まってた保線ディーゼル機関車。(写真拡大可)
氷河急行が走る線とは別の線、ゲシェネン方面から到着したローカル列車。(写真拡大可) ちなみにアンデルマット駅真下の地中にはゴッダルド新トンネルが通っており、これはスイス チューリッヒからイタリアに抜ける幹線鉄道でもあります。
ゲシェネンからのローカル列車の機関車側。客車制動車と同じような顔付き
(写真拡大可)
ホームの写真でも、とカメラを構えてたら、それに応えるツーリスト
・・・などの写真を僅か数分の間にバタバタと撮影して再び皆と合流、そして氷河急行904列車の到着。(写真拡大可) ここから氷河急行の旅が始まります。
続く
大作戦13
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