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2013年12月19日23:52

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欧州瑞西攻略大作戦7

前回の日記 「欧州瑞西攻略大作戦6」
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2012年7月18日 その3 レッチベルク鉄道

トゥーン湖湖畔を走るバスは湖畔の街、シュピーツの駅に回り込む様にして到着しました。

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到着直前、バスの窓から見えた凸型ディーゼル機関車(写真拡大可)。ヨーロッパに来て3日目で初めて見るスタンダードゲージ(線路幅1435mmの標準軌間)の機関車。

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シュピーツ駅舎。走るバス車内からなのでこんなん・・・ 後で撮りに行けるか・・・と思ったけど、とてもそんな時間の余裕は無く・・・あせあせ

ライン川水系のシュピーツからヨーロッパ分水嶺のレッチベルクトンネルを潜りローヌ川上流のブリークまでレッチベルク鉄道に乗車。今回のツアーで唯一のスタンダードゲージ鉄道の乗車になり、峠越えの車窓の景色を楽しむものです。

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レッチベルク鉄道シュピーツ駅は欧州の標準的な改札が無くホームには自由に出れるタイプの駅です。バスは市内用で、これもポストバスと呼ぶようです。

乗車予定の列車出発時間までは約40分、約30分の自由時間があり、普通は駅土産店での買物となりますが、当然その時間は鉄チャンモードにシフト。両親は売店で買い物かベンチで休んでてもらって、私メはホームに突進・・・と言っても目の前ですが。この時間帯にこの駅を通る列車はあらかじめネットで調べておいたので効率よく撮影・・・なんて、うまくいくのかなウッシッシ

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ヨーロッパに来て、お初のスタンダードゲージ(まだ言ってるうれしい顔)旅客列車。スクリュー連結器とグリスがいっぱい付いたバッファーをみて、おお・・・ヨーロッパ標準鉄道! なんて思ってたり。一見電車に見えますが両方共客車列車です。左はベルン方面へのインダーシティー(特急)、右はインターラーケン行くローカル列車。

見ての通りプラットホームは低いので線路をそのまま渡って隣のホームに行けますが、線路のあちこちに「線路を渡るな」という文字の読めない外国人(私メの事ネ)でも解る標識が立ってるので、遠回りでも跨線橋か地下道に回り込むので、移動は結構大変あせあせ(飛び散る汗)

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電車に見える列車も上から見ると機関車が連結された客車列車だと気付きます(写真拡大可)。端の客車にも制御装置を付けてるので機関車は編成に固定されたままで運転方向が変わっても付け替える事は無いようです。

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ローカル列車の出発。最後尾の機関車は、ちょっと古風なタイプ(写真拡大可)。

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ベルン方面のインターシティーの入線(写真拡大可)。インターシティーの多くは国境を越える国際列車で、これもパリ辺りまで行く列車だったかな・・・?

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このインターシティーは列車の途中に機関車が繋がてました(写真拡大可)。多分後部2両の行き先が途中から別のところへ向かうものかと。

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貨物列車の通過(写真拡大可)。VTRと同時に構えてるのでイマイチ決まりが悪い・・・

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インターラーケンへのインターシティー(写真拡大可)。左にチラリと見えてる客車は映画等でよく見るヨーロッパの標準的は客車。全てが初めて見るものなので全てが珍しい!目がハート

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保線車両群。ライトグリーンはレッチベルク鉄道のイメージカラーのようです。古い無蓋車等が保線車になってるのは世界共通みたいです。

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冒頭のバス車内から見た凸型ディーゼル機関車を、今度はホームから(写真拡大可)。どうやら保線、入れ替え機のようです。この駅は、すぐ横に車庫があります。

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暗い雲が見えてるな〜・・・と思ってたら急に雨が降りだしました。両親のいるベンチ・・・地下道に回り込むのでめっちゃ遠い・・・に戻るとガイド氏が屋根下へ案内してて一安心。雨の中を駅に到着した市内バスはダイムラーベンツ!・・・といっても、こちらではごく普通のバスですウッシッシ

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雨はすぐに止み再び強い日差し差し込みます(写真拡大可)。この列車はインターラーケン行きのローカル列車だったかな。機関車は最後尾なので運転席はブラインドが下がってます。このノッペリとした機関車は確か200km/hも出せる高性能車だったかと。

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レッチベルク越えの列車は、これと同じ電車に乗車(写真拡大可)。ローカル電車ですが団体用に指定された座席の表示が窓に貼り付けられてました。最近のヨーロッパの標準型の電車のようで一部低床、狭いながらも1等室もありトイレも装備されてます。

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車内はクロスシートにドア近くに荷物スペースがあります。

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何箇所かに、このような自転車収納スペースが設けられており、これは日本の鉄道車両でも装備して欲しいものです。

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ローカル電車なので各駅に停車。途中の駅で見かけた入換機2両。

電車はトンネルに向かって急勾配を上り、途中には標準軌鉄道ながら大S字ヘアピンカーブまであります。

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レッチベルクトンネル区間には並行して峠を越える自動車道路が無いため、貨車に車を載せてトンネルを通過させるカートレインが運行されてます。写真はトンネルを抜け出た所のコッペンシュタイン駅。3分程の停車時間がありましたが、丁度雨が降りだし仕方なしに電車の開いたドアからの撮影。

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カートレインの最高尾。ドライバーが車を降りて、この客車で休んで移動・・・って事はできるんでしょうか?

このレッチベルクトンネル(約14.5km)は線形が悪くて高速列車には向かないので数年前に、もっと標高の低い場所に長大トンネルが開通、高速列車や貨物列車はそちらを通過しているようです。スイスにはこのような上下2箇所のトンネルがあって通過列車を使い分けてる所が他にも数箇所存在します。

余談ですが、先日コッペンシュタイン周辺の事を調べてたら偶然山の中腹に鉛、亜鉛鉱山が過去に存在していた事を知りました。現在は廃鉱で設備が廃墟になって残ってるようで索道、ナベトロなどが使われてたようです。写真で見る限りでは廃鉱山の雰囲気は洋の東西を問わず似ているようですが、こちらは後ろの山が物凄い高い断崖絶壁に続いてるって辺りがスイス的でしょうかうれしい顔

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電車はローヌ川の谷の山の中腹に出て、20km近くかけてゆっくりと標高を下げて行きブリーグでようやく谷底に到達します。山から谷を見下ろしながら下っていくのは日本で言うなら長野、姨捨のような感じでしょうか。長野は盆地に対してスイスは狭い谷筋ですが。谷底にはスタンダードゲージ線のスイス連邦鉄道SBBと氷河急行が走る狭軌鉄道線のマッターホルン ゴッタルド鉄道の2鉄道があります。

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ローヌ川の渓谷美を楽しみながら約20分、電車の終点ブリーブ駅に到着。到着時に車窓から見えたSBBの機関車。

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この電車に乗ってブリーグ到着。

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ホームでSBBなんかも撮ってたいですが、みんなサッサと駅から出るので(当たり前ですがあせあせ)構内では殆ど撮影できず。写真はSBBブリーグ駅舎。このすぐ先にイタリアに抜ける有名なシンプロントンネルがあります。

ここからマッターホルンの麓、ツェルマットまで行きますが行程表では何に乗るか書いてなかったので、てっきりバスでの移動とばかり思ってましたがマッターホルン・ゴッタルド鉄道MGBのローカル列車でツェルマット入りする事が分かり、これは嬉しい誤算わーい(嬉しい顔)

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マッターホルン・ゴッタルド鉄道MGBブリーグ駅はSBBブリーグ駅前の路面と聞いてましたが一応専用軌道上の駅とホームで改札は無く、ホームへの出入りは自由です。この鉄道もレール幅1mのメーターゲージ鉄道。ブリーグ〜ツェルマット間の事は何も調べてなかったので進行方向のどちらの車窓が綺麗かも解らず、とりあえずは左側をキープほっとした顔

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発車まで少し時間があるので駅での撮影開始(写真拡大可)。ツェルマット行きの電車は2ユニット8両編成と結構な長さです。

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ツェルマット行きの氷河急行909列車が到着、先に発車して行きました(写真拡大可)。

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ブリーグを発車して1駅目のアイホルツ駅で列車の行き違い。運転手は手を振って発車して行きました。

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ブリーグから約10kmのフィスプまではSBB線と並んで走っており、写真では右のMGBのメーターゲージに対して左のSBBの線路幅が広いのが分かります。アイホルツ駅。

フィプスからツェルマットまでは深い渓谷の中を走り急勾配区間も多くラック区間も何箇所かあります。再徐行してギアが絡まる音がするので前を見てなくてもラック区間が分かります。

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日の暮れ頃にツェルマットに到着。駅自体は大きなコンクリ屋根で覆われててホームはうす暗いので、あまり写真は撮らずに駅前へ。写真でよく見る有名な風景ですが先程まで雨が降っていたようです。

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ツェルマット名物電気自動車。ツェルマットの中はガソリンエンジン車は立ち入れず、全て馬車か電気自動車でまかなってる事で知られおり、ローカルメイドの電気自動車が主流です。日本の普通車の形をしたハイブリッドじゃない電気自動車はOKなのかな? と思ったり。

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駅から3分、駅横のホテル アレックスが今日の宿。

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ホテルの前の広場にあった派手な象の滑り台。

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ホテル入口前のプランターにはエーデルワイス。

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通された部屋は広い2部屋+トイレも2箇所あるルームでスイートクラス? 今回は常にトリプルでの利用ですが、エキストラベッドに相当するのも写真のように立派なもの。室内の家具も本場ヨーロッパらしく、ずっしりと重いものばかり。ちょっと移動させようとすると結構な力仕事にウッシッシ

自由夕食なので日本語メニューがあると聞いた近くのホテル内レストランで。生バンドが演奏する横で注文品を抑えたつもりでも結構な量の食事で超満腹たらーっ(汗)
到着時の天気は曇ってて、周りの高い山は見えない状態でしたが、明日は天気が回復していくとの事。実物のマッターホルンに期待します。

 続く


大作戦8
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2012年リスト
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