暫く中断してた夏休み日記?
青森秋田、総合火力演習に続いての8月31日の富山 立山カルデラ体験学習会に参加。見学過程の途中で立山砂防軌道に乗車でき、一般人がこの軌道に乗れる唯一の機会ですが、列車の乗車定員が少ない事と年間の募集回数が隣り?の黒部ルート見学会の半分程度と少ない事から、なかなか参加抽選に当たらない事でも知られてます。今年はインドネシア行きが流れた事から夏の終わり頃から何度か申し込んで、そのうち当選すれば良いか・・・と言う感覚で申し込んだら何とイッパツで当選! しかしその後、仕事がたいへん忙しい状況になってしまいましたが、スタジオ側に何とか1日だけの遠征の了解をもらって電撃作戦状態で行く事ができました。出来れば砂防軌道のすぐ近くを走る小口川軌道の撮影も試みたかったんですが立山に行けるだけでもマシと涙を飲んで諦め、こちらはまた別の機会に譲る事となりました。
立山は、いつもJEEPで行って現地付近でキャンプしながら2〜3日居るというのがパターンですが今回は余計な事が一切出来る時間が無いのと、なるべく疲れを残さないようにして極力仕事に影響の出ないようにと言う事で夜行バスで富山入り、帰りは「はくたか」&新幹線という一般的?な交通手段にしました。これはこれでいろんなものに乗れるので楽しいんですが
しかしこーゆー時に急行「能登」や寝台特急「北陸」が無いのは何とも悔やまれます。夜行バスもなるべく疲れないように3列シート車です。
8月30日夜==============
雨の降る中、路線バス停みたいな新目白通りの高速バス停で夜行バスの到着を待ちますが、ターミナルでも無い場所での夜行バスの乗車って待っている間、ホントにこんな所に夜行バスが来るのかなぁ・・・?と思ってしまうなぁ・・・雨が降ってて、しかもバスが少し遅れてとなると
池袋を出た富山行き富山地方鉄道バスは10分チョイ遅れての到着。その先の目白通りは工事か何かでえらい渋滞・・・富山到着予定から電車の時間まで20分も無いので、どこかで遅れた分の時間を取り戻してくれたらいいんですが。
31日===============
富山駅前には10分弱の遅れで到着。乗車予定の電車の発車までほとんど時間がありませんが、駅前で食料を手に入れておかないと最悪夕方までの兵糧攻めの可能性もあり、予め調べて知ってたコンビニに飛び込んでババッと朝昼分を買い込み走って地鉄富山駅へ。地方の公共交通での旅行はちょっと油断すると兵糧攻めになるので大変です。
写真は撮影する時間なんか無かったので、半月後の黒部行きの時に撮影したもの。富山駅前。
朝一番の立山行きの電車には予定通りに乗車できたので、やっと落ち着いて車内で朝食。天気は雲が多いものの青空も少し見えてる状態です。
立山で折り返して富山へ戻っていく乗車した電車。立山。
立山駅に張ってあったアルペンルート富山側のキャラ「ありよしくん」
早い電車で立山入りしたのは砂防軌道の朝の出発を撮りたかった訳で、まずは出発前の砂防軌道千寿ヶ原ヤードの撮影から
出発列車の撮影ポイントの下見に行くと・・・いつも砂防館裏の踏切りから撮ってましたが、何と踏切が廃止され?近付けなくなってます・・・なんてこった
そうなると軌道列車の撮影できる場所なんか殆ど無く、機関庫前くらいしかありません
その機関庫前、朝礼が終わって出庫までの僅かな間に記念撮影? 31日なので誰かの異動があるんでしょうね
そして列車の出庫。この頃になると何人かの鉄が一緒に撮影してます。みんな今日の学習会参加者のようです。
ズラリと並んだ出発前の列車群。ナローの機関車がこれだけ並ぶのも、ある意味凄いですね
まずは途中駅の交換手のオバチャン達を乗せた露払いのモーターカーが出発。
そして人車列車。狭い場所からの撮影ですが順光です。
貨物列車の出発。しかし貨物車は2列車程度と以前より少ないですねぇ・・・メインの資材輸送はトラックになってしまってるんでしょうか。
列車の出発後、暫くして砂防館前で体験学習会の受付が始まります。今回の学習会は見学列車がいつもの倍の2本運行されるので参加人数もいつもの倍です。しかし参加競争が高いにも関わらずドタキャンが4人も出ました。キャンセルすると年度内申し込みは出来なくなるというのに・・・いろんな意味で迷惑ですねぇ。その分バスや列車に余裕が出るので我々にとっては少し楽なんですが。
さて、私メの参加班は行きがバスでカルデラ入り、帰りが砂防軌道に乗車というコースです。トロッコの楽しみは最後にお預け・・・と言うところですが、台風接近が報道されてるので午後の天気が気になります。
まずは砂防館見学。軌道のユルキャラ、ロッコちゃんのお出迎え
館内は機関車も保存されてます。酒井のDLで、確かエンジンは降ろされたアンコ抜きだったかと。
ポールに付いてた旗。
後ろに続く人車(人車風のディスプレイ)はかなりのオーバースケールで、車内?は展示室になってます。
その後バスに乗車して有峰林道経由で1時間半以上かけて立山カルデラ入りです。
次々と砂防堰堤を造っており、左の新しい堰堤の奥には古い堰堤が。
立山温泉の湯船の跡。昔の温泉らしく狭く深いタイプです。温泉跡付近で昼食です。
昼食後の最初の見学はどじょう池。正面崖中腹に営林署治山軌道跡が見えます。
その崖のアップ。中央の横筋が軌道跡の道床で何年か前は沢を渡る橋のコンクリピアが見えてましたが、夏のこの時期だと下草が深くて見えないようです。画面右にはトンネルがあったようですが見えません。まぁ、この軌道跡を間近?で見るのも、この学習会参加の目的の一つだったりする訳ですが
カルデラ唯一の川の出口の白岩堰堤の見える展望台へ。だんだん雲が低くなってきてます。かっては林道の途中にありましたが現在は短絡トンネルが完成し、展望台へ行く為だけに林道が維持されてるようです。
ここからは軌道終点の水谷平も良く見えます。おーい、待ってろよォ
白岩堰堤は近付いて上からも見学。堰堤の向こうは100m以上の崖。左のコンクリート上の柵?はトロッコのレール流用品。
堰堤横にあるトラック用インクライン、最近はあまり使われていないようで軌道面が草ぼうぼうでした。
水谷平上の足湯前で軌道列車でカルデラ入りした班とすれ違います。しかし人数もバスもいつもの倍の数だど異動等に時間がかかる為か、今回の見学場所は常に時間に追われるような状態でした。
残念ながら足湯が枯れだ状態。先の集中豪雨と台風ですぐ上に大きな土砂崩れが発生、パイプが切れてしまったそうです。道理で川原が泥だらけだなぁと思った
足湯から水谷平へはかっての軌道跡を歩くので、時々線路が残ってたりします。
300m程の長いトンネルも軌道が残ってます。しかし隣りを歩くおっさんが物凄い速歩で行こうとするので、もっとゆっくり歩いてくれぃ・・・と注文つけたり
トンネルを抜けると雪国・・・ではなく水谷平。
水谷平の線路跡もいくたびに廃線部分のレールが撤去されていってます。使わないものとはいえ、何だが寂しいねぇ
水谷平。列車の発車まで1時間以上もあるのでヤード内の軌道を撮ろうと思ってたら、事前注意で線路に近付くな・・・と。え゛〜〜
何年か前は自由だったのにィ・・・こーゆーところもだんだんやりにくくなってきてる事を実感します・・・
何でも以前にレール上に石を置いたのがいて列車が脱線したと言う事だったらしいけど、それは注意すれば良いことであって近付くな・・・と言うのは見学会としていかがなものかと。事無かれ主義ですねぇ
以前はこの先のヤードも自由に行けたのに・・・
しかし兄ちゃん一人が列車に近付いて行くのを目撃。確信犯?でスットボケで付いて行ってチャッカリ撮って
なーんてな事などしてたら、遂に雨が降り出しました。暫くしたらとりあえず止みましたが・・・
午後の列車が到着。人車に見えますが有蓋貨車列車です。
これは冷蔵設備を持った貨車。
定期列車がホームから離れた後に見学会列車の入線。私メは2列車のうち、1列車目に割り当てられ座席は当然?川側一番後ろ!
(座席は早い者勝ち
)
定員より4人少ない事もあり、座席も少しだけ余裕があります。出発して水谷平ヤードを抜けたところ。この先、白岩堰堤の見える場所で停車しての堰堤見学があるはずでしたが既に堰堤自体を見学した後という事で端折られてしまいました。堰堤ではなく列車を撮りたかったのにぃ
水谷平を出発してすぐに18段スイッチバック区間に入りますが、これが先の豪雨で電線が断線して停電とかで先頭を行く我々の乗った列車がポイントマシンのモーター軸を手動で回してポイントを切り替えていかなければならない状態でした。2列車目からは切り替えの必要が無いんですが・・・ 場所によっては係員が機関車に捕まって移動
何ともワイルドですが屋久島じゃ当たり前だったなぁ
これでスイッチバックの3/4程を手動で切り替え、下の方は通電しているとの事でした。断線停電だから水谷平の建物横でエンジン発電器が動いてたのね〜
18段スイッチバック途中の待避側線。しかしスイッチバックを下りきる頃から再び雨が降り出します。
クズ谷急カーブでは丁度良い位置で次列車が差し掛かってるところを走る車内から撮影
軌道改良はトンネル化が多いですが、ここは川原が砂防堰堤の影響で広がったので路線が直線化された区間。画面右の斜めに見える直線がそれ。
有名な?天鳥オーバーハングは現在ではトンネル化で路線が切り替えられた為に通過しません。旧線の先に辛うじて見えるオーバーハング。
下に進むほど雨脚は強くなり、千寿ヶ原が見えた時には土砂降り状態
列車は千寿ヶ原に到着して学習会も終了。我々を降ろすとすぐに機関庫へ。入れ違うように次列車が入線。
砂防館内で解散ですが土砂降り状態で傘をさしても地鉄立山駅までの僅かな歩きでもずぶ濡れになりそうだったので、小降りになるまで館内で待つことにしました。機関庫の真上の窓から見た列車。
時間があるので立山ケーブルでも乗ってみよう・・・と思ってましたが、この雨では山の上に上っても何も見えそうもないので、大人しく館内で待避。心配だったのが、この雨量では地鉄が不通になる事でしたが、徐行しながら何とか運行は続いてます。10分程遅れて館山駅を出発、徐行区間は保線員が便乗して前方を監視してました。
立山からの電車は元京阪3000系。電鉄富山。里に下りると雨も止み、徐行解除になりましたが、最大20分ほどの遅れは富山到着時には10分程の遅れに圧縮されてました。
ここでJRに乗り換えですが・・・JR富山駅って工事中の仮駅舎とはいえ、随分外れだなぁ・・・
駅弁買って、ホームで列車を待つ間、こんなの撮ってたり。本当だったら小口川軌道へ行く為にもう1泊したいところですが、ここはガマンの特急「はくたか」に乗車。
車内で駅弁
これだけでは足らんので富山駅で一応軽く駅ソバを食べてまして
特急「はくたか」 越後湯沢。
ここで連絡してる新幹線は「はくたか」9分後発車のMAX。これに乗ると確かに早いけどMAXのダブルデッカー車って座席が狭い! 夜なので寝るだけだけど狭いのが嫌なので30分後の「谷川」に。少なくとも、こちらはMAXじゃ無いはずなので
越後湯沢新幹線待合室無いでは上越トンネルの歴史の写真展が行われてて工事軌道や国鉄軽便線の写真も展示されてました。
「谷川」に乗るためにホームに上がると200系! 今ではあまり乗る機会がないのでラッキー
新幹線は大宮で下車して埼京線等を乗り継ぎ無事軌間。富山から5時間強で帰れるなんて、やっぱ新幹線は速いです
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