16日 日曜日、各地でいろんな鉄道イベントがあったようですが、私メが行ったのは奥秩父の東大秩父演習林内の入川森林鉄道跡の散策でした。忙しかった仕事が一段落して先週に引き続き好きなところを歩いてみたかった訳でして
約1年ぶりの入川林鉄跡です
どんより曇った東京を早朝に出発、雨が止んだだけで遊びに行くという感じの天候ではありませんが、昼には急激に回復する・・・との予報を信じて秩父へ。マイミクと合流する頃には晴渡って暑いくらいになってました。だいぶ遅くなって林道車止めのある入川渓流釣り場に到着、準備をしてから林道を歩きます。軌道跡改修林道とは言え一人で歩いてるとつまらない区間ですが、数人で行くと雑談しながらになるので気付くと軌道の残る場所に到着です。
まず立寄るのは軌道木橋が残ってた矢竹沢。木橋の木部が朽ち切ってしまってからは大きな変化はありません。
林道から軌道跡に出る細い車道との分岐点にはこんな道標が。西武鉄道でハイキングコースとしてチラシで紹介されてるからでしょうか、「書き加え」されてました。
最終時期の軌道起点だった複線区間。この時期はまだ木々が落葉して無いのでレールも良く見えます。入川には冬の始まりみたいな時期に訪れる事が多かったのですが、近年ではレールが土砂に埋まり殆どの区間が併用軌道のようになってしまった為、落葉するとレールも埋まってしまって見えなくなるので、今回は落葉前の時期を選んだ訳です。夏だと木々がうっそうと茂り軌道面は薄暗いんですよね〜。
こうして2本のレールが並んだ状態で撮れる場所は今では少ないです。片方しか見えてないとが外されてしまったとか・・・
木々を通して降り注ぐ日は緑色のフィルターを通したようで、レール面に反射する光も緑色に見えます。
こんなコントラストの場所も。
土場跡横のオーバーハング。
この先の発電所取水堰堤は工事も終了しており、去年見た資材運搬モノレールも撤去され、いつも通りの状態でした。
下部軌道終点の赤沢出会いに到着。遅めの昼食をとります。
赤沢出会いから先に続く路盤。左が入川本流で手前が赤沢の流れ。朝までの雨の影響なのか水量がいつもよりだいぶ多いですが濁りはありません。ネットブログ等でこの先で犬釘が付いた枕木があったとかレールが転がってたとかで赤沢を越えて軌道は続いていた・・・とありますが、10年ほど前に10人以上の軌道に関わった方の聞き取り調査の結果、誰一人として軌道の赤沢越えの証言は無く否定されてたので、残念ながらこの先は軌道が敷かれた実績は無いようです。枕木やレールは木馬の補強用に使われていたのかもしれません。
時間的遅さから上部軌道へ続く登山道を赤沢の吊橋の所まで見て引き返し、今度時間がある時に上部軌道跡にも久しぶりに行ってみたいものです。戻りは撮影も無いので雑談しながら2時間弱で駐車場に到着。帰りはちょっとだけニッチツ秩父鉱山を覗く道草をして横瀬の武甲温泉で疲れを取り、所沢ではもう一人のマイミクと合流してファミレスで急遽のプチオフ会? テッペン近くまで喋り倒したもんだから、少し喉が枯れた
ゆる〜い軌道跡散策でしたが天候にも恵まれ臨時会合もあっての楽しい1日でした
2011年リスト
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