フレデリック・バック展＆ほおずき市

さて溜った日記ネタ、今回は鉄チャン以外のものを


7月1日＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
カナダ在住フランス人の画家、アニメ作家のフレデリック・バック展が東京現代美術館で行われていますが、一般公開前日のオープニングレセプションに誘われたので行ってきました。
曇ってはいるけど真夏を思わせるような蒸し暑い中を駅から歩いて10分強で美術館到着。ここは数年前のディズニー美術展以来です。開会式は玄関ホールで行われましたが舞台などが無く人ごみで全く見えないので、声だけをホール横のベンチに座って聞いてました。
その後は内覧会で作品を見て周りましたが、物凄い量のスケッチでアニメに使われた半透明の特殊セルも展示されています。個人展にもかかわらず足早に観ても2〜3時間は掛かってしまいます。
少し驚いたのが大戦当時にフランスを占領していたドイツ軍のスケッチが数点あった事。こんなの描いててスパイ扱いされなかったのかな？　大塚康夫氏が戦後にＧＨＱのトラックを描いてるだけで没収された事があるそうですから・・・　ヨーロッパと日本の違いかな？
また、当時のフレデリック・バック氏は二十歳そこそこの年齢、「フランス軍に入隊しようと思ったが、車が運転できないので何の役にもたたなかった」と書いてあるところをみると、当時のフランスは戦時体制でありながら徴兵制ではなく志願制だったんでしょうか？　今回初めてこーゆー疑問に気付いたりして


内覧の途中で地下のレストランで行われるレシプションの時間になったので、とりあえず会場へ向かいます。軽食が提供されましたが、すぐ無くなってしまったので早めに行ってヨカッタ　・・・てな事はさておき、ここでやっとフレデリック・バック氏に会うことができました。会う・・・と言っても横から見てるだけですが




「樹を植えた男」の日本公開時の舞台挨拶以来ですから20年くらいぶりでしょうか、さすがに歳をとられ車椅子で移動されてました。だから開会式の舞台が無かったのかも？
高齢なので軽く挨拶されて、暫くしたら退場です。偶然前を通られたので握手するオマケも

レセプション会場も適当なところで切り上げ、展示物の続きを観ます。
その後美術館を後にして駅に向かう途中の店舗のテントが・・・








鰻と鶏肉の店（よくわからん組み合わせです）らしいんだけど、ニワトリ＆ヒヨコは飛んでるし、その間を鰻がウネウネ・・・何とも訳のわからん図柄


７月９日＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
午後遅くにビックサイトで開かれてるブックフェアへ。


向かう途中、新宿で見かけた１８３系の修学旅行電車。１年ほど前にも池袋で偶然見かけた記憶が。

ブックフェアでは閉館時間まで適当にブースを見て周ったりＶＩＰ商談ブースでジュース飲んだり洋書を買ったり・・・
ブックフェアの軌間は浅草ほおずき市と重なっている事が多く、今回も同じ日に行われているのでゆりかもめを芝浦桟橋駅で下車して水上バスで浅草へ向かおうとおもいましたが・・・毎年ほおずき市の時は１９時頃まで浅草行きの臨時便が出ていますが何故か静かです。聞けば今年は「震災の混乱」の為に臨時運行はしてないとか。何ですか、そのヘタレ具合は・・・水上バスと震災の関係もよく判りませんが、老害都知事の言う意味の無い「自粛」ですかね？　この時期の夜の水上バスって気持ちいいのにぃ・・・
まぁ無いものはしゃーないので大門まで歩いて地下鉄で浅草へ向かう事にしました。


浅草寺から周りに展開している出店やほおずき売りの店・・・が、何か暗い？　見ると出店もほおずき出店も全て同じＬＥＤランタンのみの明かりです。しかし出来の悪いランタンなのか多数ＬＥＤにも拘らず紫色で薄暗く、天幕看板も暗がりの中で殆ど見えず、出店のモノもほおずきも暗がりで殆ど見えません。ランタンも各店で1〜3灯くらいしかありません。出店でモノを買う時に聞いてみたら、ランタン１個３６００円だか３８００円だかを購入しないと出展を認めてもらえず、他の証明は禁止とか。今流行の「節電」ですかぁ？
・・・の割には寄り合いのテントには白熱電球が光々と点いてるし、街灯もそのまま点いてるし・・・
実際暗すぎて財布の中のお金も見えず、支払いだけで苦労しました。大ヒンシュクですよ、これ。ランタン売った業者だけが儲けて客足落ちて。こんな時だからこそ皆ががんばらねばイカンのに何無様な事、してるんですかねぇ・・・節約の履き違えのいい例ですね

とか書いてるとぶりぶり怒りっ放しみたいですが、薄暗い中でも祭りの雰囲気は楽しんであちこち歩いてました。


出店の「ポパイのような」もの　ハッカパイプ屋だけど耳からパイプが出てるゾ

この日は午後から青空が広がったので、予想通りに梅雨明け・・・暑さで半分バテました・・・