岩鼻火薬工場跡と高崎線

ちょっと前の作戦行動だけど・・・

4月24日、高崎の岩鼻火薬工場跡へ。
敷地は現在1/4程が県立公園群馬の森となっており、写真は公園内からの撮影。他は原子力応用研究所と日本化薬高崎工場の敷地になっています。公園内は基本的に火薬工場、倉庫の建物は無く、一部に火薬庫防爆堰堤などが残るのみですが、公園外の研究所＆工場敷地は利用されていない敷地も多く、その部分に公園内からでも当時の施設を見ることができます。


化薬工場敷地内に残る火薬庫。倉庫周りに築かれている防爆堰堤は公園内の部分は撤去されていた。


同じ敷地内で見かけたレールの残骸。たぶん9kg/mレール。


公園敷地内だけど一般公開されていない区域でみられた発射筒（正確な名前は知らない）　列車が通れる位の大きさがあり全体がサイレンサーになってます。左が着弾点のようで、感じから20mm位の砲弾発射はできたんじゃないでしょうか？フェンスからレンズを突っ込んで


こちらは原子力研究所側にみえる古い施設。


公園内にも何も無いところに突然橋があったり・・・残念ながら説明文などが無く、知らなければ火薬工場時代の遺構とは判りません。公園内は火薬庫の防爆堰堤を利用して倉庫が建っていた窪地を埋めるなどをし、公園自体を立体的に演出されている感じです。


公園駐車場の門が理想断面の9kg/m（6kg/mレールじゃない！）レールが使われており、何だか嬉しくなりますが残念ながら軌間は450mmだったかな・・・？と規格ゲージではありませんでした・・・って軌道じゃないから当たり前か　公園東の駐車場。


とか言いながら門扉レール廃線跡まで撮ってたり　何かの工事で門扉の形態が変わり、レールが使われなくなったようで手前の溝蓋の位置にもう1本のレールがあったものと想像。


公園メイン入り口横の駐車場も立派な門扉レールが


このユルイの、群馬県のキャラだそうで


公園の道路を挟んだ西隣りはかっては掘りもあった代官屋敷跡だそうで、現在は日本化薬の社宅等が建っています。その一角でみかけた9kg/mレールを利用した柵の支柱。


代官屋敷跡進入路に立っているタヌキ看板。なかなかポイント高いぞ


日本化薬の敷地周りを回ってみると、西の橋梁跡に見られた4kg/mレールの断面。多分橋の欄干などの跡かと。工場周りのコンクリート柵も、よく見ると鉄筋代わりに9kg/mレールが使われているのが確認できます。


さて、午後には時間が余ったので、すぐ近くのJR高崎線倉賀野貨物基地の見にいってみます。しかし日曜日なので昼間の動きはありません。


既に使われなくなったオイルターミナル。


こちらは現役のコンテナとオイルターミナル。現在殆どの貨物基地が廃線、廃墟になってしまっている事を思うと、レールが光っている現役線は見ているだけで嬉しくなってきます。


貨物基地の溝蓋のレールマーク。何となく中国鉄路局を連想してしまいました。


DE10が止まる機関庫。右にはアントが見える。


3台のDE10ディーゼル機関車が見える機関庫周辺。これだけまとまって機関車が見れる場所は今では少なくなった。
しかし・・・機関車は少し色褪せていて、どちらかと言うとちょっと汚いです　せっかくの現役なんだから、もう少し綺麗にして欲しいなぁ・・・と思う次第で。

しかし、この倉賀野貨物基地の線路配置が少し不自然に思ってたので、帰ってから調べたらやっぱり岩鼻火薬工場への専用線を利用したものでした。当時は工場専用線同然の私鉄線だったようです。


倉賀野駅前に止めてあった軽ワゴン車に張られていたシール。何も書かれてませんでしたが、多分JR東日本の車かと。たぶん「エコ」を意味するんでしょーねぇ


帰りは、まだ明るかったので高崎線籠原駅横で撮り鉄。うねる電車ァ〜


1本だけ貨物列車も通貨。休日のせいか、貨車は少ないデス。


上り特急「草津」　実は倉賀野駅で下りの185系湘南カラーを見かけたものだから、折返しで見れるかと思ってたんですが・・・1本早かったようです。ここで日没なので本日のオペレーションは終了。


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