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2010年05月19日23:55

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屋久島 最後の運材 2009年12月 1

屋久島を訪れたのが去年12月中頃なので、日記の書き出しは5ヶ月遅れてのスタートって事であせあせ

前シーズンの運材が終了してから軌道の木橋→鉄橋に架け替える工事が開始される直前の今年1月末、途中の軌道&登山道ルート上で土砂崩れが発生して2009年度(つまり今年4月中)に復旧工事が完了予定・・・と聞いてましたが、無事に終ったんでしょうか・・・?

で、本題スタート
屋久島 安房森林鉄道愛林区間 最後の運材exclamation ×2 2009年12月13〜16日

現在日本において奇跡に近い状態で維持されてきた森林鉄道の運材事業が、いよいよ最後らしいと聞いたのは、確か11月も下旬に差し掛かる頃。そういった話は、ほぼ毎年現場からも聞いていましたが今回はかなり具体的な話でした。しかも搬出する土埋木の量がそう多く無いことから運材の日程は2週間も続くかどうかと言う事です。2008年などは1ヶ月弱は運材をしていたので、いつもの半分の量と言う事でしょうか。
私メの財政も結構厳しい状態でしたが何とか激安航空券を手配しながら、今までの出発前は屋久島の方に2回程度の問い合わせ・・・てのが、今回はスケジュールが短い事もあり何度も電話で予定を聞きながらの調整でした。同時に知り合い数名も屋久島行きを予定していきますが、結局激安航空券の手配が出来たのは私メと同行の知人の2人のみだったようで、いかに今回の予定立てが難しかったか解ったような・・・たらーっ(汗)


2009年12月13日〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

羽田から出発して屋久島へのルートは毎年と同じ、8時頃の鹿児島行きから始まり
11時に屋久島到着です。そこからいつも通りにレンタカーで林道との中継所の荒川へ。運材列車は通常1日2便、いつもならここで第2運材の到着を待って積替えの撮影となるんですが、駐車場でトイレ建設工事をしている人に列車の状況を聞くと、第2列車が出発してあまり間がない状態。時間は充分あることが解ったので、同行者は約4.5km先の積み込み土場まで行き、私メは荒川から2km程の地点で撮影する事にしました。実は屋久島入り初日は荒川のみの撮影のつもりで、あまり軌道上を歩く覚悟?をしていなかったので、ちょっとシンドイと言うか嬉しい予定外と言うかウッシッシ
軌道上&登山道を歩いてても、数日前に屋久島入りしている知り合いに会ったり。

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小杉谷の少し手前で待つ事1時間近く・・・かな? 乗り下げ運材がやってきました。何度も訪れている為、従業員の方とも顔見知りなので通過する運材車に挨拶です。

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積載車が3車通過した後に追っかけてくるのがディーゼル機関車(DL)、酒井製4.8t えーっと、確か製造されてから49年目だったかと。勿論こちらにも挨拶!

通過の後、急いで荒川へ戻り(2km強)積替えの撮影をします。

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ここでは逆急勾配を100m程上がる区間があり、エンジンが吹き上がり迫力があります。

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そしてトラックへの積替えが終ると、列車を車庫に押し込んで本日の軌道の活躍は終了です。同時に翌日の予定を聞いて、我々の撮影予定も決めていきます。

この頃になると線路上に散って撮影している鉄チャンも全員荒川に集まった状態になってます。数日前から屋久島入りしている人も含めて全員私メの知り合いでしたウッシッシ 
宿は夕食が付いていないタイプなので食事がてら尾の間温泉でホゲホゲわーい(嬉しい顔) 従業員の方一人と交えての夕食となりました。


12月14日〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

朝は毎年と同じで5時過ぎにに出発、途中弁当を買って(屋久島、安房は縄文杉登山者の為に早朝から弁当を売ってます)6時に荒川到着。朝早くて食欲はイマイチですが朝弁当を食べて6時半には出発です。同じようなタイミングで縄文杉登山グループも次々出発していきます・・・といっても10グループ程度なので、やはり冬場は少ないようです。屋久島の冬の朝は遅く、列車が出発する時間には、まだ日が出ていません。森の中は暗いので、第1列車の撮影できる場所は大変限られています。結局この日の撮影は第1列車の一番遅い時間、積み込み土場到着直前での撮影になりました。

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んでもって、土場での積み込みの撮影。

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余計に出張ったところをチェンソーで切り落としたり

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積み込みの終ったのが土場を離れていったり

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運材は3車まとめて下っていくので、先に積み込みの終った台車は本線上・・・つまり登山道上に置かれて待っている状態です。狭い山の中の空間に軌道幅いっぱい(実際には通り抜けられる隙間はありますが)の土埋木は、運材を知らなければ結構驚くかも?

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1回目の乗り下げ運材は鉄橋横から。何度も来ている屋久島ですが、実はこのアングル、初めてなんですねー。

運材車が走り去ってしまうと次の列車が上がってくるまでは少し時間があるので、支線で数年前に崩落して不通状態だった場所が2009年の秋頃に復旧した・・・と聞いていたので、その現場を見に行きました。

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崩落した場所は木橋が架けられており、別の場所で木橋から鉄橋に架け替えられたさいに出た古材を再利用して、足りない部分は継ぎ足して架けたものだそうです。しかし継ぎ足し部の材が細いそうで機関車の入線は無理だとか・・・応急的な修理と言う事でしょうか。べつの角度からでは、古今流行の「エコ」と言えるかも知れませんが、お金がかけられないのと林鉄ではこんなリサイクルは、ある意味あたり前です。

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そして第2列車の上りを撮影。産業鉄道は普通時間が一般には解らず、沿線で延々待ち続けるなんてあたり前ですが、ここは何度も来ている事もあり、この手の軌道としては実に効率的に? 撮れます。

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そして再び土場に戻って撮影。午後は社長が用事で現場に上がって来なかったので、何となくちょっとだけのんびりムード?ウッシッシ

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第2運材も途中で押えて・・・

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最後には機関車が追っかけてきて・・・これは後追い撮影。

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小杉谷で給水中(急カーブが多いため、先頭を走る運材車と機関車はレールに水を撒きながら走ります。コレで車輪を滑らせるわけで箱根登山鉄道と同じ理屈です)に追いついて前に出る事が出来たので、もう一回撮影! 「出発するぞ〜 良いかぁ?」
「おーし、OK!」なんてやりとりわーい(嬉しい顔) あ゛〜〜写真、早くプリントして送らにゃなぁたらーっ(汗)

ここから2.5kmチョイを急ぎで歩くと(体力が無いのと荷物が重いので走らない)何とか積替えに間に合いました。
帰りがけにチョイと屋久電 苗畑に立ち寄って屋久電側の軌道の運行状況も見ます。
ですが、本日は走ったような形跡は無し。ここ数日は動かしてない感じも。
夜は再び温泉に浸かり、元従業員の方の自宅で夕食をご馳走になり本日終了。

軌道上を撮影に合わせて行ったり来たりしたので結構歩きましたが、筋肉痛は大丈夫かな・・・帰るまで痛くならなきゃ良いんですがウッシッシ

 続く


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