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2009年11月24日22:26

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第一次満州軽便攻略作戦 5

4より http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=1335677&id=1345216842

連休ネタもあるのですが、写真の整理ができてないので、まずは中国レポートの続き。

3月27日
この日の攻撃目標は復州湾塩場金城運輸所で軌間は762mm、レイルマガジン編集長ブログで紹介された場所です。
瓦房店のホテル前からチャーターしたタクシーに乗り込み遼東半島西側の復州湾に向けて出発です。前日までの軌道が走っているか現場に着くまで解らなかった塩田とは違い、今日は確実に走っている事が解っている場所なので気分的にはだいぶ楽です。
最初に着いた場所は塩田軌道から専用鉄道(国鉄と同レベル)への積替えヤード横の踏切り。静まり返ってますが箱型のディーゼル機関車が貨車の入れ替えをしています。

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左奥に見えているのは積替えマシーン、ガントリーコンベアーとでも言うのでしょうか? その右に見えている塩の山は昨日まで見てきた塩場の塩の山より、はるかに大きい。

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ヤード横には天然石を削りだした新品枕木が積まれています。木製だと海水に浸かった時に軌道が浮き上がってしまう対策だとは思うのですが、コンクリートだと鉄筋が錆びて割れてしまう事もあるので天然石なのかな?

じつはこの日まで一部を除き朝食はホテルの朝食を食べていた(宿泊者には朝食付きだった)ので、出発が遅めになる傾向が続いていました。この日は朝食制を利用せずに出発したので、今のタイミングを外すと兵糧攻めの可能性があります。出発待ちらしい列車が見えていたのですが、とりあえず近くの集落へ移動してワンタンの朝食。戻ると・・・列車は出発した後でした・・・アチャ〜がまん顔
先程のヤード横踏み切りに戻り貨車の入れ替えを暫く見てます。ガイド氏が横にある運輸所へ行き、機務段(車庫)の見学OKをもらってきました。現場だけでのOKなので素早く機務段に向います。

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途中で見かけた安全スローガンの看板、解り難いけどヘルメットに両手をかけたオッサンの絵です。しかし現場でヘルメットを被った人など一人も見かけませんでしたあせあせ

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機務段は横にズラーッと並んだタイプ。日本なら立山砂防軌道の車庫がこのタイプ。

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修理中の2台。箱型のB型ディーゼル機関車(DL)です。この2台、少し形が違います。

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ラジエーターを外した状態。

現場の人には「ニイハオ!」とかてきとーに挨拶しながら撮影していきます。ウルサイヤツ(責任者)が出てくる前に退散ほっとした顔

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途中で人車も見かけました。何となく印象が紀州鉱山人車に似ています・・・こちらの方が大きいですがわーい(嬉しい顔)

今度は出発ヤード側へ進み計量所に人がいたので運転状況などを聞き出します。現時点では静かですが、それなりの列車本数が運転されているようでひと安心。
信号所にデッキがあるので上がってみると、中は無人・・・デッキから俯瞰写真を撮ります。

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積替えヤード方向。奥には大きな塩の山が見えています。編集長ブログでも紹介されていた場所です。

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出発ヤード側。中央が計量所、左は人力での荷降し場。

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機務段も丸見え状態でしたわーい(嬉しい顔)

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人力荷降ろし場も見学。オッサン1人オバサン2人で塩を掻き出します。足元の網の下にはコンベアーがあり建物内へ塩が運ばれて行きます。

ここで塩田にも行こうということになり、軌道に沿ってタクシーを進めます。

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陸地から元海・・・現在は塩田との境に堤防があるなぁ・・・と思ってたら、スタンダードゲージ(軌間1435mm、中国国鉄規格)線路の築堤でした。どこかの工場への専用線だと思いますが、最近列車が走っていないのかレールは錆びています。

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まずは築堤上から積載列車を撮影。

塩田内には道が無い・・・と聞いていたのですが、築堤から眺める限りでは一応あるようです。塩田は平坦なので進入ルートも確かめられます。そちらの方を見ているとスタンダードゲージのデルタ線が確認できます。石炭台跡が見えるのでSL時代の名残のようです。タクシーで塩田内のダート道を進んで行くと、全体に工事をしている感じです。ダート道は工事道路?

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支線との分岐店で事業列車と単機DLとの行き違いをGET。

塩列車が支線か本線かどちらから来るか解らないのと塩田内はどこも似たような景色・・・なので、支線分岐点付近で撮影を続けます。

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積載列車を撮影したり。

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支線に入っていく事業列車を撮ったり・・・

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空車列車を撮ったり・・・

周りに結構人はいますが何も言われないので意外と大丈夫・・・と思ったら突然現れるウルサイヤツ(現場監督)げっそり

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丁度列車がやってきたので撮ってしまうウッシッシ

なにやらゴチャゴチャ言ってるけどサッパリわからん・・・立ち去れと言ってるのかと思い歩き出すと制止する・・・タクシーで待っていたガイド氏がそれを見て飛んできて聞いたところによると、塩田工事は国家機密に属するので撮影は禁止・・・・・・はぁ?衝撃 パワーシャベルやブルドーザーが「国家機密」だそーで・・・見事までの共産国家らしい考えと役人的解釈です。軌道の事ではなく撮りもしない工事現場の事を言っているようなので、ガイド氏が説明しても聞き入れず画像を消せと言って譲りません。とりあえず代表?がデジタル画像を消す「フリ」をして一件落着・・・がまん顔 こんな田舎での現場監督なんて、この程度なんでしょうねぇダッシュ(走り出す様)
ま、とにかくこれ以上トラブルのネタを作る必要も無いので退散です。他に良い撮影地も思い付かないので、先程の専用線築堤に向いました。築堤のすぐ横に塩場軌道の信号所があり、そこのデッキからの眺めが良さそうなので、入れてもらえるようダメもとで頼んでみると、あっさりOKわーい(嬉しい顔)

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信号所のデッキは築堤より高い位置にあるので眺めはGOOD。事業列車の通過。

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空車列車を撮り・・・

ここでの良いところは暖かい信号所内で待っていられることです。そのうえ列車の運行状況も聞きけるし。現在塩田の整理工事が進んでおり、その為塩田内の塩の山をどんどん輸送する必要が生じ普段より列車の運転本数が多いと言う事です。しかし入ってきた連絡は塩場の積み込みマシーンの故障・・・がまん顔 その後2時間ほど待ちますが列車が1本も来なくなりました。まぁ産業鉄道はダイヤはあって無いようなものなので2時間待ちなんかよくある事・・・なにより寒い風が吹く塩田において暖かい室内で待っていられるので楽です。しかしマシーンの修理にまだ2時間はかかるとの連絡が・・・既に夕方に差し掛かっているので、この時点で本日お開きチャペル

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帰りがけに軌道の踏切を撮影。標識がちゃんと?箱型DLになってますわーい(嬉しい顔)

この日の宿泊は少し大連寄りの普蘭店と言う街。タクシーで探したホテルはスポーツ施設が併設されたそれなりに綺麗なホテルです。食事に行く為にロビーにいると人民解放軍の小型四駆が止って将校らしい人物が降りて来ました。写真撮りたいー・・・と思うも外国でむやみに軍関係の写真を撮るのはリスクがあるので、とにかくガマンあせあせ(飛び散る汗) ですが、外を歩いてると近くのスタジアムの駐車場に先程の四駆が止っています。近くに軍関係者もいないようですし、今はガイド氏もいます。んでもって、当然・・・わーい(嬉しい顔)

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米軍ハンマーに何となく似てるナァと思いながら後ろへ周ると後輪はリーフリジット・・・全輪独立懸架だと思てたんだけどうれしい顔 名前は「勇士」 北京ジープの後継機版というところでしょうか。運転室パネルは民間車の流用に思えました。

ホテル近くには学校(小学校?)があったので文房具店やら駄菓子屋?があります。少し覗いて見ると・・・

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これわーい(嬉しい顔) 勇士軍車 「VS」の左は先程の勇士とすぐ解ったのですが、右は米軍ハンマーだと思ってたら人民解放軍の「中華ハンマー」と気付いたのは、日本に帰って写真を見てからあせあせ

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別の店では戦龍四駆(中国版ミニ四駆・・・勿論日本のタ●ヤのモロパクリウッシッシ)のプラモデルも。日本では間違いなく幻ですが、プラモは嵩張るので買うのは諦めました涙
でも、中国でプラモを売っているのを見たのは初めてです。

他にも学校用ノートにはドナ●ドやミ●キーの怪しい絵がウッシッシ 黄色いドラえ●んの絵が描いてある折紙など御土産用に何点か購入。こんなオモチャ類を外国人が買って行くもんだから店員は呆れたり?笑ってたりほっとした顔

明日は今回の旅行最後の塩田軌道撮影です。

続く 6
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