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2009年05月13日09:29

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極寒の中国林鉄の旅 4

極寒の中国林鉄の旅 3
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11月25日
中国ツアーも撮影最終日、写真が多くなったので2回に分けます。

本来なら樺南森林鉄道戻り撮影日だったはずの同日ですが、チャーター運転のおかげで樺南林鉄の撮影は1日で終了。余った25日は樺南から比較的近い場所にある鶏西の炭鉱鉄道の撮影となりました。まぁもうけもんの一日です。
今までのナローゲージSLとは違い鶏西炭鉱専用鉄道は中国国鉄と同じ標準軌の蒸気鉄道で、日本で言うならちょうどD51と同じようなSL、上遊型が走り回っています。しかしそこは標準軌(1435mm)の車両ですから狭軌(1067mm)の日本のJRと比べてもだいぶ大きいかと。何度も中国に来ている人は上遊型は撮り飽きた・・・なんて聞かれるくらい現存SLとしては当たり前の形式ですが、たかが中国3回目の私メなぞは当然これもうれしい撮影対象です。それに炭田地帯の鉄道ですから炭鉱トロッコも見れる可能性も・・・わーい(嬉しい顔)

朝、暗いうちに専用バスで樺南を出発、明るいなる頃に石炭鉄道のある城子河に到着。街にはいりバスの窓から外を見てると道路とビルとの間の空地に重機やらバイクなどを並べて売っている通りがあります。すると真新しいと思われる炭車(石炭トロッコ)を積み上げた一角が・・・どうやらこの店では新車の石炭トロッコを売っているようです・・・さすが炭田地帯!あっかんべー

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城子河の駅近くの通りの真中に並ぶ彫刻。これも共産党文化事業のひとつなのかな?

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駅場内では複数の上遊型SLが煙を上げて発車待ちです。この写真では4台。蒸気の煙と朝靄の為か霞んでしまってます。一般家庭でも石炭を使うので、街中は常に霞んでいる感じです。

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ようやく朝日が出てきました。

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SLに一生懸命になっていると、こんなレールバスがやって来ました。この鉄道は旅客営業はしていないそうなので従業員用かも。

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SLの俯瞰を撮ろうと建物の外階段を上がると・・・

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塀の内側にトロッコ軌道が見えます。すぐ横に坑口があるようです。近付いて見たいのですが石炭鉄道ヤードからの道はありません。立っている位置からは塀を越える事はできるのですが、ほんの一部ですが3mもあるような塀の上を歩いて行くルートしか見当たらず躊躇してると、A氏とKプロのS氏が塀を越えてトロッコ軌道の方へ・・・大型蒸気より炭鉱トロッコ軌道を優先させる人がいたんだ! さすがKプロメンバー!! 嬉しくなって、私メも勇気を振り絞って?塀を越えトロッコ軌道へ。
とはいえ勝手に炭鉱設備の中をホッツキ歩いている訳ですからトロッコ機関車(たぶんTL=トロリーロコ=電気機関車)が見えなくても深追いは禁物です。ササッと撮影してしまうと炭鉱正門から堂々と出場あせあせ

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再び石炭鉄道のヤードに戻って上遊型を撮ります。

ある程度撮影したら、次は支線のボタ山撮影ポイントへバスで向います。日本のボタ山というとトロッコをインクラインで引き上げてボタを積み上げる三角山のボタ山が普通ですが、ここもそうゆうのもありますが我々の向ったボタ山は蒸気列車から直接ボタを捨てる物で、ボタ山が横向け扇状に大きく広がっているものでした。ボタの上に簡易線路が敷かれ、その上を100t以上もあるSLがゆっくり走っていくもので、さすがスケールが違う!

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そのボタ山のうえが有名撮影ポイントで、到着ほどなくして列車が来ましたが・・・う〜ん、SLが後ろ向けだ涙

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ボタ山では石炭拾いの人も多くいます。これから自転車で帰るとこでしょうか。後ろはボタ線の廃線部。標準軌だから廃線もデカイぞあせあせ

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ボタ山では一部ボタを運び出している部分もあり、ボタ上の簡易線廃線部軌道が宙ぶらりんになっているところがありました。奥に見えているのは普通のボタ山。ここにも炭鉱坑口があることが解ります。

このボタ山線に入ってくるSL列車を撮影する為にスタンバイしますが・・・サッパリ列車が来ません。ダイヤが解らない産業鉄道を撮ろうという訳ですからこんなのも当たり前です。日のあたる所で待ちますが気温は-10℃・・・朝より暖かいとは思うものの、やっぱり寒いダッシュ(走り出す様)
2時間半待って、ようやくボタ山線にSL列車が進入してきましたが思っていた位置より手前でボタを捨て始めました。

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あわてて移動して何とか撮影。炭車は蒸気ダンプ式で、戦前の南満州鉄道時代の頃から形は変わってません。(製造は1960年代です) 写真の左斜面に見えるゴミみたいに見えるのは石炭を拾う地元住民の姿。上からボタを撒かれた時によく事故で埋まらないものですねー。

次の撮影ポイントに向う途中、道を曲がり間違えて偶然出たのが線路横の小さな炭鉱、手押しらしい軌道が見えます。団体行動なのでこうゆうモノの撮影は無理かと思いながらもバスから見ながら「撮りてぇ・・・」なんて言ってるとガイド氏が「撮りますか?」 「勿論!!わーい(嬉しい顔)」 で、急遽炭鉱トロッコの撮影。

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友人によく見せてもらった中国炭鉱トロッコ写真と同じ風景です。線路幅は610mm、ちょうど炭車も出てきてチップラーで荷卸しが始まります。しかし炭鉱責任者らしい人が来て「メイヨー(ダメ)」。まぁ中国ではよくある事。でも石炭鉄道と一緒に撮るなら良い?と言う事になり列車を待ちます。

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程なくして煙が近付いてきました。列車が来る・・・と思ったら、なんと途中で引き返していくのが見えます。大型列車は空振りに終りました。

ま、道を間違えたおかげで炭鉱トロッコを押さえる事ができただけでも儲けモノという事で、支線終点の杏花へ向います。ここへ行けばSL列車も撮れるのではないかと・・・

 続く

極寒の中国林鉄の旅 5
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