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2009年04月24日05:29

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極寒の中国林鉄の旅1

さ〜ぁ・・・宿題だった中国SLツアーの日記を、いよいよ始める事にしよう手(チョキ) 
途中、中断や間が開くかもしれんが、まぁ気長に付き合って下さいナわーい(嬉しい顔)

2008年11月21〜26日の中国森林鉄道SL撮影ツアーのもので、先日の中国旅ではないのでご注意あれ。う〜ん・・・5ヶ月遅れのスタートだあせあせ

行き先は中国黒龍江省の森林鉄道2箇所のナローSLと炭鉱鉄道標準軌SL、つまり旧満州地区になります。
そもそも8月のインドネシアからの帰りに立ち寄った知り合いの写真展で、11月にかのようなツアーがありますヨ・・・と、悪魔の囁き?に答えてしまったのが事の始まりウッシッシ そーゆー意味ではインドネシアから繋がっていると言えなくもないたらーっ(汗) 8月のインドネシア ジャワ島は30℃超でしたが、今度の黒龍江省は冬の初めとはいえ昼間は−10℃以下、朝などは−20℃以下と聞くので3ヶ月での気温差は50℃! 現役小型SLって、なんでこんな極端な地?にばっかり走ってるんかいな??あせあせ
冬の満州地区って'99年暮れ頃に葦河(ウェイホー)森林鉄道と並布力(ヤブリー)森林鉄道撮影以来で9年ぶりと言うところでしょうか。

私メの今までの海外鉄ツアーは全て小人数グループツアーでしたが、今度は中国SLツアーとしては結構有名なOhツアー、参加メンバーも途中合流や分離を繰り返すものの最大15人の大世帯。事前に名簿が送られてきましたが驚いた・・・ナロー鉄では伝説的な本、『T賛歌』の著者グループのKプロのメンバー、沼尻鉄道などの著作があるU氏、R誌屋久島林鉄レポートを書いたことのあるAn氏、参加してから解ったんだけどR誌の編集Aa氏など・・・今回の渡航で3回目の中国の私メなど、最も中国経験値が低いのは間違いなく、たぶん年齢も最も若い部類に入ってるだろーなぁ・・・と何だか物凄いメンバーの撮影ツアーに参加していることが解ってきて、ツアー形態がいろんな意味で初めて、メンバーも全員初めて会う方と不安もあるけど、まぁ同じナロー鉄チャンなんだから、みんなで楽しめるだろーと楽観的に考える事にわーい(嬉しい顔)


2008年11月21日
出発は新潟空港なので、実質の集合は行きの新幹線の中。新潟市なんて新潟交通電車を撮りに行って以来だから10年近くぶりかな・・・天気はこの時期にも関わらず雪ではなく雨だったけど、風もでていたので嵐のよう冷や汗 中国南方航空は予定通り離陸、日本海を横断しますが、よく考えるとこの辺りで中国は日本海に接していないはず。あれに見える街は・・・ウラジオストックでした。初めて見る生ロシアですあっかんべー
到着はハルビン。やっぱりメッチャ寒い! そこから車で3時間半のスイリンで泊まり。結構綺麗なホテルでした。


22日
この日の撮影は綏棱(スイリン)森林鉄道のナローSL。がしかし、運材列車は既に全てDL(ディーゼル機関車)化されておりSLの運転はチャーター列車のみと言う事です。この鉄道は現役区間でも100km超と長距離なので日帰りは不可能。まる1日かけて片道を撮影、奥地の村で1泊して翌日復路を撮影しながら戻って来るというスケジュールです。さすが大陸、ナローと言えどもスケールが違います。
朝は暗いうちにホテルを出発、程なく町外れ?の林鉄綏棱駅に到着。

フォト

9年ぶりのナローSL、C2形と対面です。

フォト

チャーター列車なので列車自体が特別仕様? 我々はDLに連結された客車に乗車、そのまま後ろにSLと貨車数両が連結されDL列車で移動、撮影地でSLを切り離して自走するところを撮るといったものです。ま、そーゆー意味では高下駄式ヤラセ写真と言えなくもないですが、効率よく撮影を重ねていく事ができます。DL運材列車も結構走っていると聞いていましたが、運材シーズンが始まったばかりのこの時期、列車は1日1往復のみだそうで、こちらの撮影も少し期待してたのでチョット残念あせあせ
DLはB-B軸のボギー式。もともと両運転台だったようですが片運転台に改造された跡があります。
客車は暖房も無いただのハコといったものですが、一時期特別車として使っていたのかシートがちょっとだけ立派? カラオケ装置らしい物を取り外した跡もあります。窓は殆ど開きません・・・そーゆー意味では結構オンボロほっとした顔

フォト

面白いのがデッキ扉などに描かれていた絵。何故か全て裸のオネーチャン系ウッシッシ (写真拡大可)

フォト

途中の張家湾駅で運材列車と交換。運材貨車を30両以上連結した列車です。

フォト

奥地に入るにつけ丘に上がって俯瞰で撮ったり・・・

フォト

橋梁で撮ったり・・・

しかし機関車自体は相当くたびれているようで、ボイラーのあっちこっちから蒸気が漏れおり、移動の殆どはDLに牽かれているだけなのに時々停車して点検を繰り返します。

フォト

そして極め付け?がピストンスライダーの支え、なんと磨り減った分を木の板を噛ましてあります・・・たらーっ(汗) 短距離とはいえ、これでよく自走できるなぁあせあせ

フォト

そして日没時は支線に入った石斗山駅裏の小山に登って俯瞰撮影。(写真拡大可)

ところで日本でいう森林鉄道とは急峻な山中を急勾配と急カーブをくり返しながら深く切れ込んだ谷川沿いを進んで行くイメージがありますが、ここ中国の森林鉄道は写真を見ても解る通り、緩〜い丘陵地を雄大に進んで行くといったもので、随分日本の林鉄とは印象が違います。レール幅が762mmと言う所は同じなんですがウッシッシ

フォト

日没後は本線の現終点の貯木場(積込み)で夜間撮影。めっちゃ寒〜ぅ。

泊まりは建興という田舎町。ホテルなどという洒落たモノは勿論無く、林業関係者が泊まるという旅館のようなところ。雑魚寝ながらオンドルの上で寝ます。一応一人畳一畳分くらいのスペースはありました。食事は近くの食堂。便所が建物内に無く、−20℃以下?の極寒下での用足しですウッシッシ
暗い場所での星空は見事で、天の川の流れがはっきりと観る事ができました。

続く


極寒の中国林鉄の旅 2
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2008年リスト
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