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2017年11月13日13:35

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プレイレポート コドレ『Cherry of Nightmare』

 11月5日はPL5名! 準備時間が潤沢とは言えない状況で、はて何をしよう……と思いをはせたところ……あったじゃねえかよ、良質の5人用シナリオが複数!! そう、以前買ったきり使う機会がなかった、コード:レイヤードのSSSがなぁ!!

 やろう。 やろう。(コドレを) そういうことになった。


■コード:レイヤード『Cherry of Nightmare』

 GMは田中。シナリオは公式のSSSVol-2『インベイジョン・フロム・テイルズ』より2本目を選択しました。上級ルールブックで本格的に導入されたコード種別「文豪」をフィーチャーしたシナリオです。

 出てくる文豪は梶井と安吾。両者の作品に共通して表れるモチーフ「桜の根元に骸が埋まっている」ネタを、ゲーミングとしてはコンパクトに、スケールとしては大きく取り扱った、プレイしてて非常に気持ちのいいシナリオでした。

 というわけで、坂口安吾の遺した人類壊滅作戦に挑んだレイヤードは以下の5人であります。


▼ニコラ=ティーガー 外見20代女性
チェッカー/リベレーター/名もなき戦車 
 元エンフォーサーとして人類と敵対していたが、バベルコードの停止と同時に宿命から開放され、ちょうど死んでたので人間の肉体に入ってしまった戦車レディ。2m以上の長身もかつての鋼の体に比べれば矮小に過ぎ、そも肉の体そのものに馴染めぬ状態で独り立ちを強いられたため社会に馴染むのに悪戦苦闘中。要塞の如く堅牢な巨躯の中に小動物のハートを秘めた萌えキャラ。
 PLは新米さん。

▼マイケル倉田 35才男性
ブレイカー/センチネル/孫悟空
 傭兵。過去不詳。いかなる時も飄々とした態度を崩さず、己のできることとできないことを弁え、その上で比類なき力を求め強く!強く!強く生きる男。情を解すれど流されない、人当たり柔らかに見えて決してブレぬ鋼のような芯を一本持った戦士。
 PLは二次元さん。

▼“贖罪の茨(ラスティーソーン)”ラザロ・ソーンダイク・ジャンクボンド 21才男性
サポーター/ヴェール/イエス(安倍晴明)
 元詐欺師。他人を食い物にしてウルフ・オブ・ウォールストリートのレオ様めいたクソ小金持ちぶりを見せ付けていたが、ヘマをやらかし一度死んだ末、復活と同時に宿ったのは、何の因果かクライスト。皮肉と文句ばかりだが、内心では“聖人”への憧れと隔意に悶えている。
 PLはコバヤシさん。

▼“コードC”蒔苗ユウ 16才女性
ブレイカー/アームズ/名もなき剣豪
 戦後生まれの健康優良少女。家族を抱えて稼ぎのためにレイヤードになるも、引き当てたのは無名(コモン)のコード。それでもめげずに命を張って、自然体で人や世界を護る無自覚勇者。夢はバベルが完全に停止しベクターとも友達になること、とか衒いなく言えちゃうホンモノ。
 PLはシェンツさん。

▼モドキ 年齢不詳男性
チェッカー/ヴェール/ゾンビ
 生来有していた無差別殺戮現象“死のコード”を押さえ込むため、あえてゾンビのコードを埋め込まれた屍兵。死の具現でありながら、死に満ちた戦場で他人の生を繋ぐタフガイ。多分“戦争”“疫病”“支配”とかいう友達がいるよ。武器はショットガン。ゾンビだから。
 PLは浅間忍さん。


■雑感

 ひさびさのコード:レイヤードでした。いやー! これいいシステムだわ!! ということを再確認してまいりました。個別導入→合流→探索→決戦、という型が非常に堅牢で、見通しを持って色んなプレイ感覚を味わえるのがイイですね。

 次回への展望としては、合流した後の探索シーンすごい楽しいんですけど5人だと割りと数値管理が優先になるところがあって、気づくと「あれ、あんまロールプレイしてないな?」と感じるタイミングもあったので、時間管理と合わせてこのへんGMからサジェストするメソッドを確立したいココロ! イベント挟むのが一番手っ取り早いとは思いますが。

 ソレを差っぴいてもコード:レイヤードの公式シナリオは非常に安定感が高いので、まだプレイしてないのが5本くらいあることだしバンバンやっていきたいなと思いました!

 PL陣も熱の入ったプレイングで素晴らしく楽しいセッションでした。特に印象的だったのは、途中の休憩でラザロが安酒をみんなに勧めるシーン。

ニコラ(戦車)「非合理的です。どうして人類はお酒を飲むんですか?」
ラザロ「忘れたいことがあるからさ」
マイケル「なら、俺は忘れたいことなんてないからノン・アルコールだ」
ユウ「私は未成年だからノン・アルコールだ!」
モドキ「化合物分解にコストがかかっちまうからノン・アルコールだ」
ラザロ「付き合い悪ぃなぁ……」

 というやり取りがあって、「酒」を鏡にして各キャラクターの哲学とかが見えてくるとてもいいシーンでした。やっぱこういうのがあると、PCの目鼻がグッと掘り込まれて感じられますね。デッドラインヒーローズ言うところの「クエリー」ですが、PLサイドからこうした働きかけを積極的にしていただいてありがたい限りでした。眼福〜(他人のPCに萌えるマン)。

 あと、ラザロが(というかPLのコバヤシさんが)大好きな文学ネタに噛んでいきてぇー、めちゃくちゃ噛んでいきてぇー、でもキャラ的にちょと違う……いややっぱちょっと噛む!!となってたのが見ててすごい面白かったです(失礼)。

 というわけで、コード:レイヤードの色んな強みを再確認できる大変楽しいセッションでした! 皆さんありがとうございました〜〜!!
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