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2017年10月18日23:37

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プレイレポ TNX『デュアル・ビズ』

 時は10月9日に遡るッ!! ウルトラライトN◎VA『ライブ・ポルターガイスト』を2時間半で走った我々3人。残り時間たっぷり! UL−N◎VAの時点でこの展開を見越していた僕は、同じスタイルが導入となる自作シナリオを用意していたのだった! 周到!!

「でも、『ライブ・ポルターガイスト』あまりにも泥臭さと綺麗さが両立してる形で終わったんで、すぐ同じキャスト使う気にならないですね」
「そうですね」
「同感」

 というわけで、導入スタイルは同じですが各々方に別キャストを30分くらいで用意していただき、2本目に突入することになったのでした!!


■トーキョーN◎VA The Axelaration『デュアル・ビズ』

 シナリオ・RLは田中。物凄く久々にイチから新規N◎VAシナリオを作りました! ライドオフに持っていってやらかしてしまった『星喰い』以来なので、2年ぶりくらい……。そんな僕でも回せるようなシンプルなものでしたが(またか)、PLのお2人にとても助けていただきました! 一番のポイントは《真実》を打つシーンで、ここがオーソドックスにかっこよくできればいいなあと思ってたので、そこが盛り上がったのは大変嬉しかったです。お2人に大感謝ァッ!!

 というわけで、2つの行方不明事件から運命が絡み合う、イカレたメンバー紹介するぜ。

▼"夜霧邸主人"“怪盗ナイトフォッグ”アーサー・アラン・ビアーズリー 年齢不明男性
エトランゼ、フェイト●、カゲ◎
 傷ついた者、救いを必要とする者の前に、霧の中から忽然と現れる謎の屋敷“夜霧邸”――ニューロエイジで囁かれる都市伝説は、真実である。そのビクトリア調ナイトクラブの主人公そ、異世界スチームパンク・ロンドンから訪れた身の丈7尺を超える鉄仮面紳士、惨劇を生む謎を解き明かす探偵にして、悪辣なる世から罪を盗み出す“怪盗ナイトフォッグ”その人なのだ!! スチームパンク・ガジェットと硬い信念、そして優しさを携え、今日もニューロエイジの夜を駆ける。
 キャストの概要説明だけでこれだけの文字数が必要になる超過積載生命体でしたが、はっきり申し上げて死ぬほどかっこよかったです。
 PLはコバヤシさんに決まってるよね。

▼“審判の矢”迎飾利(むかい・かざり) 32歳女性
ミストレス●、クグツ◎、カブトワリ
 後方処理課3班の誇る腕利き(ホットドガー)なスナイパー。しかし、夫を始め、任務で深い仲になった相手を軒並み自分の手で射殺する、クグツがスモールナンバーの時によくある運命を背負いまくってきたため、魂が擦り切れつつある女。もう殺したくないと願いながらも、銃を手に取り、時に任務の、時に情のために戦う悲しく優しい女。酒とタバコがないとやってられない。
 PLは二次元sなん。


■雑感

 は、というわけで先ほどは「英雄だった時代の残滓を捨てきれない泥臭い凡人と己のスタイルを決めきった若者」の対比だったわけですが、枠は同じでPLも同じなのに「死ぬほど過積載なド超人探偵と自分のスタイルに殺されそうになってる女」という、グッピーなら死ぬ温度差の面子が投擲されました。

 実際のアクトは、アーサーのすさまじい熱量によって“ナイトフォッグ劇場”が完全開幕。さっきまで「傷だらけの体でソファに寝転びバドワイザーをかっくらって泥のように寝込みます」とか言ってたのと同じ口から、惜しげもなく「もう誰も君を傷つけない……」とか「悪を成す者は我が名を恐れよ……」とか中2言語がノンストップで垂れ流されます。何の前触れもなくケイバーライトボール使って空飛ぶし。

 しかも行動のいちいちにメリハリとけれんみ、そしてデータ的説得力があってかっこいいのなんの。途中で出会った協力者を身の安全のために自分の幽屋“夜霧邸”に隠す流れはスタイルとしての動きとデータが完全にかみ合ってやられる側も気持ちよかったです。今回最大達成値21だったんで、目標値23になる夜霧邸、ゲスト側が発見する手段がデータ上存在しないのとかアツかったなあ。

 クライマックスフェイズの場面が社交場っぽい感じの空間だったんで、“怪盗紳士”って設定が奇しくも生きまくったビジュアルになったのもよかったです。勿論晩餐会中にホールの電源が落ちて「何者だ!? まさか貴様……噂は本当だったのか、怪盗ナイトフォッグ!!」「いかにも!!」みたいな、まさにいかにもなやり取りが量産されてホント楽しかったです。

 ナイトフォッグが余りにも印象的でしたが、そこで技術が光るのが受けの達人・二次元さん。今回は、1本目『ライブ・ポルターガイスト』でいわゆる「PCヒロイン」的な立ち位置を想定したものの引っ込めていたキャストを投入。無敵のナイトフォッグに対し、彼が提供しない「刺激での癒し」を、それがないと自分を保てない弱さとして、さらりと、しかしエモく演出してくれました。

 「異国の貴族に礼を持って接するのは当然」と、礼を尽くす姿勢は、「擦り切れかけていてへりくだっているのに強キャラ」という、難しいキャストをきっちり表現しきってて脱帽。ほんと劇ハモが絡んでないときの二次元さんは無敵だな!(劇ハモが絡んでると別の方向に無敵)

 というわけで「フェイトとクグツが」「人探しする」という似たようなとこから始まるはずの2本のアクト。しかも同じPLが同じ枠に入ってるのに、キャストの違いでここまで違うアクトになる!! というのをたった一日で、物凄い落差で、体験することができました!! めちゃくちゃ楽しかったです!!

 それもこれもウルトラライトN◎VAというフォーマットを打ち出してくれたNeuro/CrwoDさん、そして何より卓を囲んでいただいた御2人のおかげであります! 本当に楽しい1日でした! やろう! トーキョーN◎VA!!  
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