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2017年12月12日09:56

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数字の意味

女芸人No.1『THE W』初回大会で見えた“意義”と“課題”
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4899634


この番組を見たわけではありません。
お笑いについても詳しい訳ではありません。
ですので、誰が勝ったとか大会がどうだったかとか、賛否は言えません。

少し論点を変えて、今回の結果に見る「数字の意味」を考えてみたいと思います。
ファーストラウンドの結果を見てみると
> 1.はなしょー(116) ニッチェ(285)
> 2.アジアン(300) 紺野ぶるま(101)
> 3.中村涼子(190) 牧野ステテコ(211)
> 4.まとばゆう(286) 押しだしましょう子(115)
> 5.どんぐりパワーズ(56) ゆりやんレトリィバァ(345)
となっています。(以下、敬称略)
例えとして、一番得票数の離れた第5試合と見てみます。
第5試合のゆりやんレトリィバァはどんぐりパワーズの約6倍面白かったのでしょうか。
得票による結果だと、そう見えるかもしれません。
ですが、そうとも言い切れないのです。

投票は一人一票ですが、例えばその気持ちを10とすると、ゆりやんレトリィバァに投票した人は『6:4でゆりやんレトリィバァ』と判断し、どんぐりパワーズに投票した人は『9:1でどんぐりパワーズ』と判断したとすると、面白さは1884:2126と言えるのです。約6倍どころか、かなりの接戦なのです。
もちろん、こんな極端な事はありません。

ですが、一人一票という制度は、「迷い」を考慮できないのです。
「当然ゆりやんレトリィバァの方が面白かった」も「迷うけどどちらかと言えばゆりやんレトリィバァ」も「ゆりやんレトリィバァに一票」なのです。

これが、もっと顕著に問題化しているのが選挙です。
選挙は一人一票、しかも現在は小選挙区制です。
A氏とB氏で接戦でA氏が勝多とします。この場合、迷いに迷ってA氏、明らかにB氏という票ばかりだと、上記の例のように一人10点とすれば、B氏が勝っているかもしれないのです。
それなのにB氏は落選なのです。
そして、国政選挙の場合、その結果の意味するところは非常に重要です。
極論ですが、全ての選挙区で同じ結果だとすれば、B氏の意見は迷うに値する意見だったにもかかわらず、全く国政の場では考慮されなくなるのです。

もちろんこの『THE W(ザ ダブリュー)』の対戦方法を非難している訳でも、小選挙区制を否定している訳でもありません。
どの方法にしても一長一短はあり、仕方のない事だと思います。

ですが、今回の結果で言えば「どんぐりパワーズ(56)がつまらなかった」ではないかもしれない、数字の意味というがあるのです。

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