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2017年08月21日19:28

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嫌われ政次の“高橋”一生

昨夜の「おんな城主 直虎」。
ボクは“龍雲丸”派(笑)なので、特別な思い入れもなく観ていたのですが、最後の処刑シーンはたまげちゃいました。(^^)v
嘘をつくなら徹底的についたほうがいいと、常々思っていましたが、直虎(柴咲コウ)が自分で刺しちゃうとは……、こういう展開を思いつく森下佳子さんはすごいですね。

胸を刺された後に、あんなにベラベラしゃべれるのか――とか、
磔になる罪人に、辞世の句を詠むことが許されるのか――とか、

いろいろと不自然に感じる点もありましたが、刺される前にベラベラしゃべるのも変だから、あれはあれでよかったのかもしれません。個人的には、直虎の言葉に微笑を浮かべて息絶える――くらいの描写の方が好きですけど。

それはともかく、この時代にイエス・キリストみたいな磔が存在していたのかが気になりました。ネットで調べてみたら、あることはあったみたいですが、実際の磔は残虐極まりないみたいなので、とてもじゃないですがテレビでは放送できません。それに、Wikipediaを見たら、史実の政次は磔じゃなくて獄門(さらし首)だったようです。これも、どこまで信憑性があるのかわかりませんが。

過去の大河ドラマで、磔のシーンがあったのかどうかも気になりました。ボクが思いついたのは「軍師官兵衛」の桐谷美玲くらいだったので調べてみみましたが、磔じゃなくて打ち首だったようです。
http://locatv.com/kanbee-dashi/

記事でも指摘されていますが、今回の処刑シーン、演出はかなり地味でした。脚本がここまでエキセントリックなのだから、演出面でも、少し遊んだ方がよかったんじゃないかとも思います。高橋一生は芸歴20年以上で、ボクが認知するようになってからでも20年くらいになりますが、今年に入ってから女性誌でヌードを披露するなど、急にブレイクしているので、撮り方のプランはいくらでもあっただろうと想像します。ただ、脚本が脚本だっただけに、下手にいじって色を加えるのが怖かったのかもしれません。

いずれにしても、3月の直親(三浦春馬)の最期がいま一つだったんで、それに比べたらかなりの好印象でした。しかも、政次(高橋一生)と直虎の2人の間に、龍雲丸(柳楽優弥)をかませるなど、ラブロマンスの基本パターンをしっかり押さえているのもさすがです。森下さんのコンセプトとしては、山田風太郎+「ベルサイユのばら」らしいですが、4月以降はいい感じです。

高橋一生のインタビューによれば、「小野家代々の墓は直虎の墓と同じ龍潭寺にある」とのことなので、今回のドラマのような政次像もありえなくはないみたいですね。
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1120465

その反動で、悪役にされてしまったのが、井伊谷三人衆の近藤康用ですが、彼を演じる橋本じゅんは「あなたのことはそれほど」での院長役が印象的だったので、「直虎」でも気になってしまう役者の1人です。

それはそれとして……、
記事内でも、ネット上でも、「究極の愛」などと評されているようですが、個人的には羨ましくもなんともないですね〜。相手が誰だろうと、磔にされて刺されるような愛はイヤです。(笑)

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■政次死す! 「おんな城主 直虎」岡本プロデューサーが語る“衝撃の最期”の真相
(AERA dot. - 08月20日 20:52)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4725670

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