快の方向へ

快の方向へ/フロウライト

私の施術の根幹にある技法が操体法です。
操体法の基本は、
快い動きにあります。
これは、からだを心地良く動かすことです。

からだを動かして、快か不快かを聴いていく。
そして、快の方向へ、
からだを動かしていく。
そうすると、
からだの歪みが、自然にほどけて、
からだが整うのです。
　
快をみつけて、動かしていく。
そうすると、痛みが消えていくのです。

快をみつけて、動く。
快の方向へ動く。
快の動きで動く。

これが、操体法です。

「不快な動きを繰り返すと、
痛みが消える。
不快な方向へ動かすと、
痛みが消える。
だから、我慢してがんばって、不快を克服するんだ。」

というのは、
どうも、間違いらしいのです。

快を指標にするなら、
不快な方向と反対の方向へと動いていくことが、
からだを整えることとなります。

実際に動かして、
　自分のからだに、
聴いてみてください。
どんな動きが気持ちいいかな？
そうして、気持ち良く背伸びをする感じで、
その動きを味わってみてください。
それから、脱力して、
しばらくの間、
動いた後の余韻を感じてください。

　その後、
もう一度、からだを動かして、
最初に、
からだに聴いたときと同じように、
動いてみてください。
最初に動いたときと、
動き方に違いがあるかどうか？

「最初は、硬かった動きが、
今はらくになった。」
「最初は、痛い処があったのに、
今は、痛くない。」
　そんな体験を深めていくのが、操体法です。

　からだに聴くことは、からだに効く！
これが操体法なんですね。