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2018年10月23日08:53

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寂れる板室温泉

今秋は雨の日が多く、遠距離ツーリングに行けず仕舞い。

5月にバイクを折角買換えても、その後は全て日帰りツーリングで残念。行ったのは6月は東京から大子へ回送、8月は男体山登山で日光戦場ヶ原、9月の雲厳寺と馬頭、そして10月初に西金砂神社。

今日は好天の一日になりそう。バイクに登山靴と温泉セットを積み、遅め朝9時に大子を出発。今回も生憎日帰りで、目指すは那須板室温泉と沼ッ原湿原。毎回初めての所に行くのは気分が高揚します。

出発前に地図上でアレコレ想像し、現地に行って確かめてみる。すると小さな驚きが待っているのです。途中で道を間違え2時間。着いた谷間の板室温泉は、予想よりも小さく寂れかけた旅館街でした。

綺麗な通りなのに、道行く人が誰もいません。車が時々通過するだけ。すると行き止まりに3階建て木造家屋を発見。近づくと文化財登録された旅館。どこか昔の湯治場の風情を感じます。でも閉館中。

自分は漫画家つげ義春の世界に惹かれます。彼が旅先で好きなのは寂れた温泉。板室にはそんな雰囲気が漂っていました。他には目ぼしい所も無く先を急ぎます。箱庭のような乙女滝を過ぎると沼ッ原。

那須連山に抱かれた海抜1200mの沼ッ原は、揚水式発電所の上部貯水池。立入禁止の池の奥に沼ッ原湿原が広がっていました。整備された木道を隅々1時間程歩いても、平日のせいか人に会いません。

尾瀬と同じく、夏にはニッコウキスゲが咲くそうです。遥かな尾瀬よりも近く意外な穴場かと思いつつ、山を下って板室温泉に戻り、高齢者200円の立寄り湯にザブン。名物の太綱に掴まってプチ湯治。

帰路は株主優待を使って黒磯かっぱ寿司での遅い昼食。ついでにビッグで食材買い出しと、安上がりなツーリングでした。
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