優生学、という学問は間違っている。
先天的な異常、遺伝するような障害を持つ人間をいくら殺しても
(こどもができないようにしても)
社会から先天異常、遺伝疾患は根絶できない。
これが今わかっている事実。
だから優生保護法はなくなった。
でも、今も行われているでしょ。
出生前診断を受けて染色体異常が疑われる場合、中絶を選ぶ、っていうのは
まさに優生学的考え方でしょ。
国が強制的に行うか、個人が自由意志でやるか、の違いでしかない。
強制的に不妊治療を受けさせられた女性たちが裁判を起こしているけど、
そりゃ生きているからであってね。
生まれたかったのに、強制的に中絶されて生まれることができなかった
染色体異常を疑われた胎児さんたちは、訴訟を起こすこともできない。
誤解しないでほしいけど、
こどもを持つにあたって、できたらなるべく「異常のない」子がほしいと思うのは、
親なら当たり前。
こどもの将来を思えば「五体満足」であってほしい、と思うだけ。
でもその考え方が、つきつめると
「障碍者排除」につながりかねない。
フランスで「なぜ日本人は出生前診断を受けないの?」と不思議そうに言った某女性。
某インタビュー記事だったと思うけど、
自分が受けるのはいい、異常ありなら自分で中絶を決めるのはいいけど、
他人に「なんで受けないの?」「なんで中絶しないの?」と言うことは
長い目で見ればナチスの大量虐殺につながる危険な考え方だ。
強制不妊手術 冊子で功績強調
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4990249
ログインしてコメントを確認・投稿する