医師数を２倍にすると医療費は２倍になる

医師の数だけ治療がありますのでね。
医師の数が増えると医療費が増加するのはもう、常識です。
だから日本の国は医師数を削減しました。
そうしたら、医師が過労死だのうつで自殺だのが増え、
頭のいい人間が医師になるのを敬遠した結果、
ますます医師数が減ることになりました。
あわてた日本の国は最近になって
医学部の定員数を増やし（一度減らした）医学部新設を許可しました。
（新設許可が出た医学部の中にアベ首相のお友達が千葉に作った医学部が入っています）
国民総数に対して適切な医師数、はなかなか調整できません。
総合の数、だけでなく、
産婦人科小児科外科が足りない、なり手がいないというアンバランスとか、
都会にはいるのに田舎にいない、というアンバランスがあります。

今回医療費が上昇しているのは、高齢者数の増加と関係があります。
若い人より老人のほうが病気にかかりやすい、のは当たり前。
これからは、老人が病気になる前に、
いわゆる中年世代に予防医学を行わなくてはならないのですが、
日本の国は今目に見えて効果あることしかしないので、
今やって２０年後の医療費が減る、という予防医学に金を使いません。

15年度医療費 9年連続で最高
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4764419