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2018年10月17日21:37

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《2018札樽8》ニシン御殿にあった贅沢なもの

札樽旅行記最終回。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1968749911&owner_id=8666179
(承前)
目的だった金吾龍神社本社参拝を終えて、あとはあてのない小樽巡りを少々。
小樽と云えば寿司おにぎり
ところが、20年ほど前に最初にして最後の小樽へ来た時に、評判のすし屋通りを練り歩いたが、結局旨い寿司に巡り合えることなくハズレくじを引いたPTSDだけ残していた。
webで検索して、それなりの回転寿司屋の駐車場に無料駐車して、「あとで来るから置かせてね」と、誰に云うまでもなくつぶやいた。
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昼前の小樽運河は、予想していたほどの混雑がなく、どちらかと云えばひっそりと。
人力車のお兄さんから誘いを掛けられたが、そもそもお兄さんでは論外だし、お姉ちゃんであっても、おいらが人力車を借りるには相当にハードルが高い。
運河公園への北行きの道をおよそ1km走る人
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重要文化財・日本郵船小樽支店では、ちょうど良いタイミングで道産子なまりのガイドさんが館内を案内してくれた。色気のない男子の「そだね〜」は可愛くないが、赤坂迎賓館のような会議室や支店長室を、建物好きなわずか6人ほどでゆったりと鑑賞する。

道沿いには路上駐車の車がポツポツ見える。
小樽観光スポットから少し離れただけで閑散な北の街。
レンタブタカーを回転寿司屋に停めないで直接来ればいくらか歩く歩数を節約できたのだけれど、結果的にこの1kmが小樽史上最大の奇跡を産んだ。(非公開)マル秘

次の目的地、小樽芸術村。
ところが、気まぐれな旅ゆえに、ふと通りかかった非回転寿司屋が目に留まる。
一度は通り過ぎた(そりゃそうだ、その向こうの回転寿司に無断駐車しているのだから)けど、なぜだか曳かれる後ろ髪。
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大将おまかせ握りの感想をここに記そう。
今年喰った最高クラスの寿司。
というより、去年喰った最高クラスの寿司が思い出せない。
この日から、今日今夜まで、この時の味を忘れたくないからと、自分勝手に寿司断ち中。
気の良い大将は握る手よりも立て板に水のごとく口が動く。
そんな大将に気に入られたようで、ニシンとヤリイカのサービスまでいただいた。

小樽の寿司は名物だったのに、バブル時代には寿司も握れない奴ら(大将比)が店出して乱立。
味が落ちたことが一気に伝わって「寿司通り」の寿司屋が軒並み店を畳んだそうだ。
ブタ「ピークで150店舗あった寿司屋があっという間に半減、今残っているのは50店ぐらいだよ」
地震の影響でもなく小樽の観光客は減っているそうで、石原裕次郎は寂しさに耐え切れずこの地を去った。
なるほど、おいらが初めて訪れた小樽寿司の不味さは、乱立中のクソ店だった故。

ブタ「このあと、どこ行くの?」
蟹座「そこの芸術村へ指でOK
ブタ「ケッ”」(訳:あんなクソつまらんとこ、やめとけ)
もしかしたら、この暗示は信じるべきだったのかもしれない。
大将のお薦めは、運河から船が出る「青の洞窟」70分コース。
蟹座「ケッ”」
とにかく、小樽寿司。最高のランチタイムだったことに違いない。

小樽芸術村は、「旧三井銀行小樽支店」「ステンドグラス美術館」「似鳥美術館」の3館+ミュージアムショップで形成されている、北のウォール街なかの1区画。
「村」とは少々おこがましいが、「字」とするより通りはいい。
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「旧三井銀行小樽支店」は、20数年前にも訪れていることを途中で思い出した。
当時は単なる古ぼけた昭和初期の銀行跡だったけど、今回はプロジェクション・マッピングのおまけつき。
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「ステンドグラス美術館」
名の通りステンドグラスだけ。
ステンドグラスが好きな人は大好物だけど、ステンドグラスがどうでもいい人は多分、どうでもいい。
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「似鳥美術館」
お値段以上なニトリが買い漁った大観や玉堂、そしてほんの少しの洋画。
地下に降りていくと、「アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー」と品を替え、ガレ、ドーム兄弟、ラリックなど雨後のたけのこのようなグラスを展示中。
ただ、それほど集中して観ることができなかったので、入館料お値段以上とはいかなかった。3つ合わせて★4つ。

結局、午前11時から置きっぱなしだった回転寿司屋の駐車場から、こそこそと取り出して、千歳テイクオフまでの時間をニシン御殿で優雅に過ごす。
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20年前に訪れた山の下のニシン御殿は、どこかへ移設されて残っていない。
当時、登れなかった山の中腹にある旧青山別邸・貴賓館。
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それにしても品がない。
ニシン数百万尾の網元さん。お金の使い方がわからずに、平成の世までケバケバ感を残してしまったが、タイガーバームさんのそれよりは庶民的。

おいらが学童時代、お友達の家にあった贅沢なものの記憶って「パチンコ台」ドル袋
大人になって家庭を持って、ある懸賞でパチンコ台1台もらったけど、1か月もせずにゴミとなった。
そのうち、もしも私が家を建てたなら、地下室に1台、ピンボールマシンを置くのが夢なのだマル秘

そして、札幌・小樽からさようなら。楽しかった。



ペンギンハンモック、巨大なボルゾイ… 友だちの家にあった贅沢なもの
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=134&from=diary&id=5334913
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