真面目　一般市民が権力と相対することはある

「共謀罪」衆院法務委で可決
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4579759


一般市民は関係ない、監視の対象にならないと政府は言っていますが、
一般市民と暴力組織・テロリストをどうやって見分けるというのでしょうか。
暴力団員が全員暴力団風体をしているわけではないでしょうし、
過激派なんて普通の格好をして一般市民に紛れ込んでいるわけですからまず無理。

日本でテロを起こすことを企てている外国人がいたとしても、
爆買歓迎・外国人観光客大歓迎の現在の日本には何百万人も外国人がいて、
その中にテロリストがどこに潜んでいるかなんてわかりっこないです。
それが見分けられないから一般市民を監視するわけでしょう。

共謀罪は普通に暮らしている一般市民を監視し、その中から危険分子を見つけ出し排除しようという法律です。テロを防ぐなら入国審査を厳しくすればいいのだし、暴力団対策なら暴対法があるので既に対策済みです。今更共謀罪で対策する必要などないです。

共謀罪の成立によって、日本は北朝鮮とまではいかないですが、中国や韓国、ロシア並みの監視社会へ向かうんじゃないでしょうか。これって安倍政権の支持層の嫌いな国に近づくってことですよ。なんで賛成できるんですかね？？

一般市民は一生「物言わぬ市民」でいるとは限りません。
権力に常に寄り添って生きていけるとは限らないのです。
自分たちの生活が権力によって脅かされて、
必要に迫られてデモや抗議を行っている人々もいるわけです。
そしてその人々が偶発的に、あるいは意図的に権力と衝突を試みて、
自らの窮状を世に訴えることもあるわけです。
共謀罪はそのような機会を奪う法律です。
国民は羊のようにおとなしくしてろ、というわけです。ひどい話です。

国民は、権力が間違いを犯さないように厳しく国家を監視する必要があり、それは民主主義の鉄則だと思いますが、その逆が行き着く先は監視社会です。日本が中国やロシアのような監視社会になるのは本当に勘弁してほしいと思います。共謀罪は民主主義を委縮させ、言論や表現の自由も奪いかねない危険な法律ですよ。