【時評】進路に応じた英語教育が必要

大学入試の英語は、読み書きだけで充分だ。
話す聞くの能力は、将来の進路に応じて学べばよい。
今回の民間試験は延期でも、今後は中止すべきだ。
統一テストのヒアリングも廃止すべきだ。
また小学生から英語を教えるのは害が多い。

語学の基礎は国語から。
まず日本語の読み書きがしっかりできること。次に外国語の学習。
正しい日本語で会話できないと、英語でも会話できない。
英語を話せないのは、基礎となる日本語の語彙（ごい・言葉）が不足しているから。
正しい日本語で会話のできない者が、英語で会話をできるはずがない。

多くの言葉を知っていなければ、英単語を適切な日本語に訳すことができない。
英単語をいくらたくさん覚えても、３流の英米人ができるだけ。
英語の得意な日本人になれるわけではない。

また将来の進路に適した英語能力が必要。
英会話を必要としない職業も多い。
英語のブログを読み、英語でブログを書く能力ならば、従来の読み書き重視の教育で充分。
国内観光地での英語ガイドに必要な会話と、海外の見本市で商品を売るためのビジネス会話では、必要とされる能力が違う。
日本の文化・伝統をわかりやすい英語で話す能力、セールストーク、ディベート…
求められている能力が、まったく違う。

高校卒業後、専門学校や大学で、必要とされる英語能力を学べば良い。

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■英語民間試験「実施できた」＝提言の会議座長が会見
(時事通信社 - 11月07日 20:01)
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