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2019年05月02日21:29

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【時評】安倍首相は歴史を直視しろ!、皇室は直系継承

「皇統は男系で継承されてきた」は観念。歴史ではない。
安倍首相や自民党の保守派議員は、観念の世界に閉じこもり、歴史を直視しようとしない。
歴史を直視して、女性宮家を創るべきだ!

継体、安閑、宣化、光格は婿養子の天皇。
直系の男子が絶えたので、内親王が傍系男子を婿養子にした。
欽明、仁孝は女系天皇。
住吉大社神代記によれば、応神天皇の父は住吉大神。これは女系天皇という言い伝えでもある。

光格の子、仁考の実母は権中納言典侍・三位局 藤原(勧修寺) 婧子。
だが江戸時代には、皇后・欣子内親王の実子と公表されている。
後桃園天皇ー欣子内親王ー仁孝天皇という直系のつながりを重視し、万世一系は途絶えていないという建前を維持したものと思われる。

この事例からは、万世一系が直系継承であり、当時の貴族は「直系の血が断絶することを忌み嫌った。あるいは恐れた」と理解できる。

また古代3天皇の婚姻関係は複雑だ。
継体、安閑、宣化の親子3人は、仁賢天皇の娘(皇女・内親王)・3姉妹を皇后にしている。
親子3人が婿養子で、義兄弟でもある。

継体天皇と手白香皇女の間に生まれたのが、欽明天皇。
宣化天皇と橘仲皇女の間に生まれたのが、石姫皇女。
(手白香皇女と橘仲皇女は姉妹)
欽明天皇と石姫皇女の間に生まれたのが、敏達天皇。

継体と宣化の2系統にわかれていた皇統が、敏達天皇で統合されている。
婚姻形態が複雑なので、継体、安閑、宣化は親子ではないのでは?と、指摘している学者もいる。
これらが歴史だ。観念の世界に閉じこもって、目を閉ざしていてはいけない。

追記 2019.05.07
・明治以後の天皇・皇室のあり方が、古代から続いてきたと思ってはいけない
・たとえば万世一系は明治時代の造語。岩倉具視が提唱し、伊藤博文が定義付けした
・天皇を男系男子に限定したのも、この時から。儒教の悪影響と批判している専門家もいる
・明治以後の天皇・皇室は、明治政府の都合で日本的な文化・伝統を改変されている
・江戸時代は違った。光格天皇の子、仁考天皇の実母は権中納言典侍・三位局 藤原(勧修寺)婧子(ただ子)
 だが皇后・欣子内親王の実子と公表されている

・後桃園天皇ー欣子内親王ー仁孝天皇という直系のつながりを重視し、皇統は途絶えていないという建前を維持したものと思われる
・この事例からは、皇統が直系継承であり、当時の貴族は「直系の血が断絶することを忌み嫌った。あるいは恐れた」と理解できる
・光格天皇は欣子内親王の婿として選ばれた。当時、他にも候補がいたが、すでに結婚し、子供もいたので候補から外されている
・男系継承が絶対であるならば、光格天皇は後桃園天皇の養子になる必要もなく、内親王の婿である必要もない

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■皇位継承安定化へ動き鈍く=安倍政権、「女系天皇」論を警戒
(時事通信社 - 05月02日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5604395
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