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2019年04月18日21:01

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【時評】国民の意識は古代に回帰している

家の跡取りが娘しかいなければ、婿養子を迎えて、家を継ぐ。
昔から日本ではそのようにして、家を継いできた。
「入り婿婚」と呼ばれている結婚制度だ。
だから宮家の跡取りが内親王(娘)しかいなければ、婿養子を迎えればよい。
多くの国民がそう考えても、不思議はない。

過去の歴史にも前例はある。
はるか古代、天皇家の跡取りが内親王(当時の呼称は皇女)3姉妹だけになってしまったことがある。
そこでどうしたかというと、婿養子。
3姉妹がそれぞれ婿養子を迎えた。婿は天皇となった。継体、安閑、宣化の親子3天皇だ。
古事記や日本書紀では、応神天皇の子孫を婿にしたと記述されている。
だが歴史学者の中には、「子孫ではなく、地方の豪族ではないか」と、主張している者もいる。
なぜなら婚姻関係が複雑だからだ。

継体天皇と手白香皇女の間に生まれたのが、欽明天皇。
宣化天皇と橘仲皇女の間に生まれたのが、石姫皇女。
(手白香皇女と橘仲皇女は姉妹)
欽明天皇と石姫皇女の間に生まれたのが、敏達天皇。

継体と宣化の2系統にわかれていた皇統が、敏達天皇で統合されている。
婚姻形態が複雑なので、継体、安閑、宣化は親子ではないのでは?と、指摘されているのだ。
アンケートの文章に、
「歴史上初めて、母方だけに天皇の血を引く「女系」の天皇を認めることになります」とあるが、この設問文はおかしい。
歴史という学問の世界では、欽明天皇は女系天皇であることは確実だが、男系天皇かどうかはわからない。これが古代日本史の現状だ。

女性宮家は、古くて新しい制度だ。
多くの国民が復活させるべきと思っている。
21世紀の皇室が、はるか古代の制度を復活させることになるかもしれない。
皇室は1000年以上の歴史を持つ。
ときには古代に回帰することがあっても良いではないか!

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■世論調査―質問と回答〈皇室〉
(朝日新聞デジタル - 04月18日 19:49)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5587003
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