【時評】誰のための著作権法改正なのか？

今回の改正。
前半は問題ない。
漫画を全ページ無料で読めるサイトを禁止する。
もちろん、アニメや映画の違法ダウンロードも。
それは漫画家や出版社が望んでいたこと。
一日も早く、禁止して欲しい。
私のアニメも違法にダウンロードされて、得られるはずの印税が得られなかった。
遅すぎるぐらいだ。

だが後半がおかしい。
ネットサーフィンをやって、必要な資料をコピペすることまで禁じてはいけない。
個人が所有することまで違法にしてはいけない。
また漫画やアニメのひとコマをUPして、コメントをつける程度のことまで違法にすると、漫画やアニメを紹介することもできなくなる。
多くのファンが無償で宣伝することで、作品がヒットすることもある。
ファンの宣伝活動まで違法にするのは行きすぎだ。
後半につけたした改正。誰が望んだのだ？
多くの著作権者が反対を表明している。
著作権者が望んだのは前半だけ。
誰が望んだことなのか、政府は説明しろ！

追記　2019.03.02
今回の著作権法改悪には、疑問がある。
現状では、憂国のネットユーザーが、国益のためにUPしている図版やイラスト、写真までもが犯罪になる。
ネット上に存在している写真。チベット侵略やチベット人虐殺、天安門事件。
これらは新聞や雑誌、TVからのコピー(ダウンロード)
今回の改悪が成立すれば、これらの不都合な真実を拡散することができなくなる。
改悪は阻止すべきだ！

漫画やアニメを違法にアップロードして、自由に閲覧できるサイト。
いわゆる海賊版サイトの摘発には、著作権者が賛同している。

しかし今回の改悪には、海賊版サイトの摘発以上の目的が含まれている。
営利を目的としない、国益主張や政治批判のための使用までもが、犯罪になってしまう。
たとえば、政治家の不祥事を報道するニュースの１コマ。雑誌記事の一部など。
少数の人しか知らない事実を、ネットで拡散するとき。
新聞や雑誌のコピーにコメントをつける。
検索でみつけた写真や記事が、合法アップロードか違法アップロードなのかはわからない。
北方領土の地図や、マテオリッチの坤輿万国全図（こんよばんこくぜんず）、尖閣諸島に上陸した中国の活動家などは、私はひんぱんにネットにUPしている。
今回の改悪では、それらが違法にUPされたものなら、それをさらにコピー(ダウンロード)して拡散している私も犯罪者になってしまう。

ネット内の情報はみんなの情報として、共有で活用すべきものだ。
コピー(ダウンロード)が困る作品は、コピーガードをつけてUPするのが常識。
漫画やアニメの作品を、そのままUPするのは違法。摘発すべきだ。
しかし１コマ、１カットまで違法にするのは過剰。
ましてや拡散すべき報道記事までもが禁止されるのは、理解できない。
不都合な真実が世にでたら、消される前に拡散。
それができるから、ネットは時代を動かしている！

改正と称して、著作権者の要望以上の改悪を進める理由はなんなのだ？
それで、誰が利益を得るのか？
私のカンだが、憂国者の活動を妨害したい連中が、裏でコソコソやっているような気がする。

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■スクショ違法化、自民部会からも懸念「範囲限定すべき」
(朝日新聞デジタル - 02月28日 21:46)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5518368