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2018年12月13日21:16

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【時評】いまどきの空母に護衛型も攻撃型もない

護衛空母が有用だったのは第2次大戦中まで。
大西洋では、Uボートハンターとして活躍した。
輸送船団の周囲に飛行機を飛ばし、浮上航行中のUボートを攻撃した。
太平洋では、輸送船団だけでなく、戦艦や巡洋艦を上空から援護した。
制空権を確保して、艦隊を神風攻撃から守った。

現在、海自が保有しているヘリ搭載護衛艦(いせ、ひゅうが、いずも、かが)には、潜水艦を攻撃できるヘリコプターが搭載されている。
艦隊を敵の潜水艦から守るために、潜水艦を攻撃する。
対地攻撃力がないから、攻撃型空母ではないという理屈らしい。
世界の常識では、ヘリ空母と呼ばれている。

いずも型を航空機搭載護衛艦に改修して、F35Bを搭載するらしい。
垂直離着陸ができるタイプで、アメリカ海兵隊が使っている。
制空権を確保して、艦隊を守るから、攻撃型空母ではないという理屈なのだろう。
だが日本の領土に上陸した敵を攻撃するために、対地攻撃用の武器も装備するだろう。
世界の常識では小型空母。護衛空母とは呼ばない。

しかし改修で、ジャンプ台を載せることには反対だ。
垂直離着陸機、ハリアーを発進させるためのジャンプ台付空母は、1980年頃から各国が建造した。
近年では、英国がジャンプ台付の新型空母を建造した。
垂直離着陸型のF35Bだけでなく、カタパルト発進のF35Cも搭載を予定している。
いずも型を、いまさら時代遅れのジャンプ台付空母に改修するのは税金のムダだ。

空母は金食い虫。
1隻を作戦に出すためには、3隻の空母でローテーションを組む。
1隻が作戦行動。残り2隻が補給や補修、訓練。
航空機搭載空母は、最低でも3隻必要なのだ。
「いずも」と「かが」を改修しても、1隻足りない。
空母は対潜用ヘリ空母だけあればよい。

むしろ空中給油機を増やすべきだ。
空中給油をおこない、常時、何機かのF35Aで警戒飛行させておくほうが効率的だ。
空母を保有するよりも維持費が安い!
正体不明機が領空に近づくたびに、地上からスクランブル発進という領空警備はもう止めるべきだ。
ソ連と対峙していた時代ではない。今は南方の諸島上空を警護している。
基地から領空の端までが長距離すぎる。
常時、空中給油で警護すべきだ。

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■「空母なんですよ。空母は空母だから」 希望・松沢代表
(朝日新聞デジタル - 12月13日 19:28)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5417695
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