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2018年11月08日23:11

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【時評】ねじれでも、トランプ政権は困らない

我が国のマスコミは、アメリカ中間選挙の結果を「ねじれ」と評して、カラ騒ぎしている。
我が国とは政府や議会の制度が違うということを無視して、トランプ政権が深刻な事態になったかのように報道している。
だかアメリカ議会のねじれは、我が国の国会ほどには深刻ではない。

1.アメリカ上院は我が国の参院とは違う。
2.アメリカ議会では、ほとんどの法案の採決で、党議拘束がかからない。
3.州知事と州議会の権限が強いので、下院が内政に干渉できることは少ない。

まず上院だが、条約の批准と大統領が指名した人事の同意を与える権限がある。この権限は下院にはない。
また弾劾裁判は上院で行われる。
上院において共和党が過半数を占めたので、トランプ外交は追認されていくだろう。
必要な条約は批准される可能性が高い。
下院がトランプ大統領を弾劾裁判に追訴しても、共和党が多数を占める上院で裁判が行われることになる。

次に予算審議。内政の権限を州知事や州議会が持っているので、上院下院で審議するのは連邦機関(国の行政組織)の予算が中心となる。
また議員立法も多々あるが、党議拘束はない。
法案の賛否は、個々の議員が地もと選挙区の意見を聞いて決める。
下院で民主党が過半数を占めたからといって、民主党が提出した法案しか可決されないということはない。
しかも下院に優先権がないので、上院で共和党が賛成しないと成立しない。
ロビイストの圧力や議員同士の談合で、必要な法案を成立させていくだろう。

メディアが大騒動するほどには、アメリカ議会の「ねじれ」は深刻な問題ではない。
とくに上院を大統領と同じ政党が過半数を占めている場合は。

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■中国ではSNSニュース削除 米中間選挙、各国の反応
(朝日新聞デジタル - 11月08日 15:24)
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