【時評】自衛隊が軍隊になれば、米兵を取り締まれる

米兵を日本の官憲が逮捕し、日本の裁判所で裁判するには、様々な条件を満たす必要がある。
日本人が不満に思うのは、その点だろう。
だが現状での解決は不可能だ。
刑法と裁判所では、米兵を裁けない。
軍人を逮捕できるのは軍人(MP)、軍人を裁くのは、軍法会議。
自衛隊が軍隊なら、軍法があり、軍法会議がある。
日本国内の米兵の犯罪も、自衛隊のMPが取り締まれる。

いまはまだ、自衛隊は軍隊ではない。
軍法もないし、軍法会議もない。
だから自衛隊のMP(警務官)は米兵を逮捕できない。

地位協定の見直しを米国に要求するならば、まずは憲法改正。
自衛隊を軍隊にする。
自衛隊法を改正して、軍法と軍法会議を創る。
すべての犯罪を裁けるとは思えないが、現状よりは裁ける犯罪が増えるだろう。

自衛隊が軍隊でないことが、米兵の犯罪取り締まりにも影響しているのだ。

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■地位協定検討ＷＴを設置＝公明
(時事通信社 - 02月15日 17:05)
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