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2017年06月08日21:06

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【時評】男系男子継承は男尊女卑の産物

「女系天皇となれば、国体破滅」というのは都市伝説。

男系男子継承は、儒教の男尊女卑思想から生まれた大陸の古代家族制度。
現在でも大陸や半島では結婚しても夫婦別姓。同姓不婚。
娘に婿養子を迎えて家を継がせるという制度はない。婿養子という概念がない。
たとえ娘しかいなくても、娘は家を出て、他家に嫁ぐ。
家を継ぐためには、一族の同姓の男を養子に迎える。
このような制度が習慣化している土地では、女系継承は家の断絶だから、ありえない。

ところが我が国は、同姓婚アリだし、婿養子という制度もある。
男系男子継承は制度として定着していない。
古くは継体、安閑、宣化。3人の妻はみな皇女。今でいう内親王。
第24代仁賢天皇の娘である。
記紀では継体、安閑、宣化は応神天皇の子孫とあるが、歴史としては認められていない。
3人は子孫という伝説でしかない。
歴史学者の中には、皇女が地方の豪族を婿養子にしたのではないかと主張する者もいる。
3人は他人という説もある。

記紀が大陸を意識して書かれたことは常識。
史実を脚色して、男系男子継承がつづいてきたと装っていても不思議はない。
記紀(古事記や日本書紀)を盲信して、神武から今上まで男系男子継承がつづいてきたと主張するのは個人の勝手。
しかし法律作成の根拠にして、それを歴史的事実として国民に強要するのは困る。
「女系天皇となれば、国体破滅」と信じるのは個人の自由。
信じないのも個人の自由。
男尊女卑を伝統として残すか、因習として無くすか。
賢明な有権者が判断すること。

■女性宮家、安定継承と別に検討=「男系」を堅持―菅官房長官
(時事通信社 - 06月08日 19:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4611705
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