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2018年10月20日11:46

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日本は全てが平均以上じゃないと許さない傾向が強くなっている

公でも家庭内でも、平均未満の要素が一つでもあると容赦なく切られる傾向になってきている。だから会社は常に人手不足と言っているし、プライベートは出会いがない。実際には人そのものはゴロゴロしているが。

全ての要素で平均以上のスペックを、一人の人間で実現するのは無茶が過ぎる。それは男女どちらでも成立しない。

しかし小家族になり、会社や地域とのつながりは希薄になった現状、なんでも一人でやらないといけないバイアスがかかっているので、どちらの性別も息苦しくなる。

なんでも一人でやるは不可能なので、そこを金でサービスを買って解決するか、つるんでいる仲間(主に親類)で補填できる者が勝ち組になる。金持ってるか周囲が助力してくれるならば、当人は必ずしも優秀ではなくても良い。



そういう傾向は労使間でも同じだと思うが、労使の場合は食っていくために背に腹は代えられないから、不満があっても無理くり成立しているに過ぎない。

今の職場は人の出元は多様化したが、それ故に逆に無個性になる傾向がある。皮肉な話だが。

私の業種はITだが、今の職場は一つの会社の正社員でのみ構成されることは滅多になく、プロパー正社員は2割ぐらいで、その一段下にまず期間契約社員や子会社からの常駐や親会社からの出向社員がいる。

さらに現場作業を担当するのは、あちこちの派遣会社から来る派遣や、現場常駐型で請け負う下請けや外注の企業で、人の出所はすごく多様化した。

今の職場は同僚は同僚ではなく、発注してくれる上位企業の正社員は「お客様」で、席を並べて作業している隣の人は他の会社から来ている「他社さん」なので、同じ会社の同僚ではない。

お客様や他社さんに対して不備があったり不快感を与えてはならないので、とにかくミスしてはいけないし、平均未満の要素がひとつでもあってはならない。



今のオフィスを見渡して、デブガリハゲや不潔なオタクやドブネズミルックのオッサンは激減した。ケバいオネーチャンやギャハギャハ笑うオバハンも居なくなった。みな見た目の品は良くなったと思う。

先日、職場の採用は見た目重視という記事があったが、実感として美人やイケメンは必要とされていないが、見た目が平均未満はとにかくNGになったと思う。同じフロアに居るのはお客様か他社さんなのだから当然だろう。

お客様や他社さんに迷惑をかけてはならないので、ある面では突出しているがある面では平均未満といった個性的な人材はリスクが高いので嫌われる。突出した能力はないが欠点は一切ありませんという人材の方が好まれる傾向が強くなったと思う。



平均未満を絶対に許さない病に全体がやられている気がする。どこへ行っても息苦しさを感じる。完璧にやれないならそもそも何もしない方向になりつつあると思える。

だからみんなで一斉に同じ流行モノに乗っかるようになる。みんなと同じならば少なくとも平均未満ではなく、落ち度を指摘されたりはしないから。

みんなでiPhoneやLINEやスタバのような外の神様に乗っかるとか、「君の名は」みたいなイイとこどりの寄せ集めでマーケティング的に平均未満を排除したそつない作りのものにみんなで乗っかるのが正しい選択になる。

その一方で外国人や外資は個性的でも良い。日本企業は安全基準を厳密に満たしていないといけないが、中国製品はテキトーでも問題視されないし、iPhoneにスパイチップが埋まっていようが、LINEやFacebookが個人情報漏らしていようが日本では問題にならない。
外国人のタトゥは文化だからOKという空気感もある。

日本人は全てが平均以上じゃないと許さない縛りがあるから、リスク回避のコスパ重視で消極的になって競争力がなくなって行くが、縛りから自由な海外勢力(隠れ移民含み)は元気にやるだろう。



■愛しているけどココが嫌!旦那さんにイラっとする瞬間はありますか?
(ママスタジアム - 10月18日 15:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=5336838
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