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2018年05月19日11:38

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日本人はそもそも恋愛していない

日本人の大半は恋愛下手で、恋愛ではなく結婚の査定をしているに過ぎない。

日本の常識では、歳が同じなら女性の方が大人で男性は子供ということになっているが、実際には年長男性が若年女性を囲っているだけの場合が多い。

恋愛が本当に恋愛ならば、年長男性が高い収入とキャリアをセールスポイントとしてアプローチしてきても必ずしも若年男性に対するアドバンテージにはならないが、恋愛が結婚の査定であるならば、若年男性は明らかに条件面で見劣りし、ひとことで言えば「子供」(結婚の条件を満たさない半人前)ということになる。

年長男性が若年女性を囲うことが恋愛や結婚であるならば、女性側が子供であってもまったく問題はなく、女性側が若年であることに合わせるために年長男性が子供っぽく振る舞うのも夫婦関係を釣り合わせる上で妥当だと言える。

年長男性&若年女性という組み合わせが減って、同年代同士での交際になるならば、女性が大人で男性が子供という常識は崩れるはず。



より良い扶養条件を提示してくれる男性を査定することが恋の駆け引きだと考えていると、この記事のような状況になる。欧米から見たら、たぶんこういうのは恋愛ではないと思うはず。

家重視で長男に権威があり姑や舅の地位が高かった時代は、女性側も嫁として役に立つか査定されていたが、80年代あたりで核家族化が進行したあたりで男性側の権威は低下し、バブルあたりで査定権は完全に女性側に移った。

景気が良かったので、よっぽどの無能じゃない限り一定以上に稼ぐ男性は山ほどいたので、女性側の売り手市場だったから。



日本人の大半が恋愛ではなく結婚の査定をしているのに過ぎないのは昔からそうだったが、リーマンショック以降はより査定重視になり、コスパ重視リスク回避になり、結果としてスペック不足男子は大量に足切りになり、そもそも恋愛・結婚市場に参加しない草食・絶食男子が発生した。

好景気な時代に査定条件を厳しくするなら理に適っているが、不景気な時代に査定を厳しくしたので、女子側もマッチング成立せず非婚化急伸になった。もはや結婚出来なくて余るのは男性の専売特許ではない。

日本女性は、80年代後半〜90年代前半の、女性側が最も売り手市場で有利だった時代の価値観から脱却できていない気がする。最も輝かしかった時代の栄光を捨てられないのは、人間心理として当然ではある。

80年代後半〜90年代前半は、日本男性も絶頂期ではあったが、男性側は自分自身が働いているので収入レベルが明確に下がったことを自覚せざるを得ないから、否応なく過去の栄光はもう無いと身に染みている。

女性側はバブル期に自分で稼いでいたわけではなく、バブルが終わったからといって「女性」の価値が下がったと考えるわけには行かないので、相対的に過去の栄光を捨て難いと思える。



今後景気が良くなっても、20世紀と違って今は男女雇用均等なので、同年代で職歴やスキルが同等ならば男女の収入はほぼ同じになる。

女性側が自分より収入が高い夫を求めるならば、単純に計算すれば平均収入未満の男性は大半が足切りになる。数が少ない高スペック男性を、相対的に多数の女性で争奪することになるので、マッチングは成立し難くなる。恋愛を結婚の査定と考えるならば。

欧米のように恋愛は恋愛と考えるのか、古い日本式を継続して恋愛は結婚の査定と位置付けるのかによって、恋愛の意味は大きく異なってくる。日本人は変化を嫌う国民性なので、高い確率で後者を選ぶ気がする。



日本人の価値観が変わらなくても社会の状況はどんどん変わり、年々多様化(国際化、多民族化、多宗教化)が進むので、古いやり方では利益が出なくなる可能性が高い。

男性側は昔から一定数が余ると決まっていたので、非婚率が上っても大差ないと言えばないが、女性側はよほどの訳あり以外はほとんど結婚していた状況から相当数が生涯非婚に変化するのでインパクトが大きい。

恋愛は結婚の査定という位置付けを維持するのかどうか、女性側が判断しないといけない局面に入ってきたと思えるが、現状でそれだけ査定に傾いているのは、女性にとって恋愛の価値が大したことないからだと思える。

恋愛の価値が大したことないのに、結婚する上で恋愛のプロセスを排除しないのは、お見合い結婚にすると男性側やその親族の意向も相対的に重要になり、女性側の選択権が狭まって不利になるから、形式としての恋愛は省かないのではないだろうか? だから非効率・非合理であっても結婚の査定としての恋愛を続ける気がする。


子供っぽい恋愛を繰り返さないための秘訣
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=5115388
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